これは高校一年の夏休みに部活の合宿で体験したことです。私の高校はコロナが流行る前はよく合宿をしていたそうですが、コロナが流行ってからは合宿はやっていなかったそうです。しかし、私が所属していた吹奏楽部では夏休み中にコンクールがあり、今回は会場が遠く出番も早いため朝はやくに出なければならない、ということで顧問の先生から合宿をやると言われました。私は学校に泊まるということが初めてだったのでとてもはしゃいでいたのを覚えています。その日は午後3時頃まで練習をし、一旦帰宅してお風呂などをすませて、また午後8時頃に学校に再集合するということになっていました。私は鼻歌を歌いながら準備をしていました。 そして、午後8時頃。親の車で学校まで送ってもらい、先に待っていた先輩と合流し合宿場へと向かいました。合宿場は高校の食堂の建物の2階にあり、広い和室の部屋でした。広さに感動して先輩とはしゃいでいました。学校のジャージに着替えて布団をしきました。先生の部屋は奥にあり、私達が泊まる部屋より少しカビ臭い匂いがしていたり、壁に黒いシミなどがあり正直いって少し不気味でした。 でも、先輩とはしゃいでいるうちにそんなことも忘れてしまい、就寝時間になり布団に入りました。最初は眠れなくて私も先輩もスマホをいじっていましたが、疲れていたので寝てしまいました。 そして、夜中の3時頃に私は喉がかわいて目を覚ましました。先輩を起こして飲み物を買いにいこうと思い隣の布団をみると、先輩はすやすや眠っていて、先輩を起こすのも悪いと思い、一人で買いにいくことにしました。廊下は真っ暗でスマホを持ちながら階段を降り、自販機で飲み物をすばやく買い、また階段を上り部屋に戻ろうとしたとき、奥の先生が寝ている部屋が明かりがついていることに気づきました。先生が電気をつけっぱなしで寝ていると思い、私は様子を見に行きました。しかし、行こうとして私は吐き気がしました。先生の部屋の方からなんともいえない悪臭がしていたからです。食べ物がくさったような気持ち悪い匂いでした。私は引き返そうとしましたが、もしかしたら先生が嘔吐して、倒れているかもしれないと思い、鼻をつまんで先生の部屋をのぞきました。 先生は布団をかぶって普通に寝ていました。吐瀉物もありませんでした。私はもう少し調べようとしましたがあまりの悪臭に吐き気がしてすぐに自分の布団にもどりました。 そして朝になり先輩に起こされました。先輩と