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中編

トンネル

匿名 2日前
怖い 446
怖くない 367
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これはある大学生4人が夏休みに体験した話。 夏休みに入ってからというもの、4人は毎日のように集まり遊んでいた。 だが長期休みの終盤ともなり、やりたいことはやりきり、ただただダラダラと流れる時間に飽きていた。 「心霊スポットに行こう」 そんなことを言い出したのは誰だったか。 夏の定番と言えば定番だが、ありきたりすぎて誰も思い付かなかった。 もちろん全員が賛成。 怖くないわけではないが、それよりも皆刺激が欲しかったのだ。 心霊スポットの場所に選んだのは、車で2時間ほどの所にあるトンネル。 その日の0時に出発することを決定し、一旦解散することになった。 それぞれの予定を終えた皆が、準備を終え集まった。 まぁ、準備と言ってもせいぜい懐中電灯くらいの物で、あとはお菓子など、遠足にでも行くような準備なのだが。 外は雨が降り始めていた。 車に乗り込み目的地に向かう。 道中は賑やかなものだった。 田舎道ということもあり、多少荒っぽい運転をしたりと楽しんでいた。 しかしそれは目的地に着くまでの話。 目的地に着いた4人が目にしたのは、照明もない真っ暗なトンネル。 話によるとこのトンネルは現在使われておらず、そのため想像していたよりも荒れており、ずっと不気味に見えた。 今までが嘘みたいに皆の表情が一気に強張る。 だがここまで来て帰ると言い出すのもカッコが付かない。 それに、見たところ車が通るスペースはあるようだ。 降りて歩くならまだしも、車の中、ましてや4人もいるなら怖さも多少は薄れるというもの。 意を決して車を走らせた。 時間にしてどれくらいだろうか。 意外にも、何も起こらず4人を乗せた車はトンネルを抜けた。 何も起こらなかったことに拍子抜けしたが、安堵感からか、もう一度戻って思い付く限りのことをやろうということになった。 要は降霊術のようなテレビ等で知った知識を試してみようということだ。 今度はトンネルの真ん中辺りで停車させた。 クラクションを鳴らしたり、エンジンを切ってしばらく待ってみたり。 色々試したが何も起こらない。 車の窓を叩き続ける雨だけが、どんどんと勢いを増していく。 「何も起こらないな。とりあえず降りてみるか」 そう言って車から降りようとした時、後部座席に座っていた1人がそれを止めた。 「やめたほうがいい」 見ると、ガタガタと震えている。 まるで何かに怯えているように。 しかし、辺りを見回すが

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