
短編
親友
ソラン 2日前
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いつものように寝室に入りました。
電気を消したのですが、また付きます。
大学時代の親友の顔が浮かびました。
私は、数日前に顔の浮かんだ彼に連絡をしようと思ったのですが、夜も遅かったですし、連絡をやめました。
急な胸騒ぎと悪戯心が襲い
「おい!○○か?!○○だったら電気を2回消してみろよ!」
電気は付いて消え付いて消え。
2回消えたのです。
「おい!お前○○か?!電気を付けろよ!!!」
電気は付きました。
まさかな…。
次の日です。
彼が亡くなった連絡があったのは。
自殺でした。
彼は社会的に成功した人でした。
結婚はしていませんでした。
自分の持ちビルから飛び降りたそうです。
遺書には苦悩、私との恋愛のいざこざが書いてあったそうです。
私は、彼が恋におちた女性に恋愛感情を抱かれ告白をうけてしまいました。
それから疎遠になっていたのです。
私はその女性に恋愛感情を抱いていなかったので、他の女性と結婚していました。
なんとも後味が悪いですが、彼はそれでも私を親友と思っていてくれたのでしょう。
たぶん、彼が飛び降りた時間に、会いに来てくれたのですから。
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