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短編

トンネルでクラクション3回

匿名 2日前
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怖くない 90
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よくある怪談話で、 「トンネルの中で車のクラクションを3回鳴らすと何か怖いことが起きる」 ってのがあるが・・。 俺の住んでいる町から、少し離れたA市に行くとき、高速を使わない場合は曲がり道やトンネルの多い山道を進んで行かないといけない。 昼間なら別に問題ないが、夜1人で暗い林の中の道やトンネルを進むのは不気味なものがあった。 その中にAトンネルという、長めで照明が薄暗いトンネルがあった。 いつもAトンネルを通りながら、このトンネルなら出そうだよなぁと思っていた。 あるとき、仕事でA市に行ったあと夜の山道を俺の住む町に向かって車を走らせていた。 仕事が終わったあともA市で飯を食ったり、買い物をしたりしていたため車で山道を走るのは夜11時過ぎだった。 そんな中で、あのAトンネルに来た。 真夜中のAトンネルはやはりかなり不気味だった。 夜遅い時間なので、すれ違う車などはほとんどない。 俺はAトンネルに向かって車を走らせながら、ふと思いついた。 「トンネルでクラクション3回」を試してみようかなと。 そして俺はAトンネルの真ん中で車を停めた。 辺りは静かで、トンネルの薄暗い照明が不気味にトンネルの壁を照らしていた。 そして俺はクラクションを、プープープーと3回鳴らした。 俺は何が起きるのかビクビクと待っていたが、何も起きなかった。 しばらく待っていても何もない。 俺は少しビクビクしながらも車を発進させた。 トンネルを出るまでは、まだ安心できない。 俺は少しずつスピードを上げ、トンネルを出ようとした瞬間。 俺は一瞬ビクッとなった。 トンネルのこちらから見て右側に人影があったのだ。 俺は慌てて車を止めると、トンネルの端をお爺さんが歩いていた。 こんな真夜中にお爺さんが? 俺は怖くなってアクセルを踏みトンネルを出て逃げるように帰った。 山道を運転しながらあのお爺さんのことを考えていた。 あんな真夜中に懐中電灯も持たずに車の走る山道を歩いているなんて。 しかもそのお爺さんは生気の感じられない、この世のものとは思えない感じだった。 家に帰ってから調べて分かったことだが、Aトンネルの近くには集落はなく、山の中の道路以外何もない場所だった。 そんな場所で真夜中にお爺さんが一人で歩くなんて考えられない。 あのお爺さんは一体何者なんだろうか。

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