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長編

モリモリ様 コピペ

匿名 2日前
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怖くない 42
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ので これも何かのタイミングかと、おれが一人で高知に帰る運びとなった。 早速、愛車のマークⅡに乗り込み高速を飛ばす。 \夜明けぐらい には着けそうだったが、 村に続く山道で深い霧に囲まれ、にっちもさっちもいかなくなってしまった。 多少の霧どころじゃない、マジの濃霧で前も横も全く見えない。 ライトがキラキラ反射してとても眩しい。 仕方なく車を停め、タバコに火をつけ窓を少し開ける。 鬱蒼と茂る森の中、離合も出来ない狭い道で暗闇と霧にまかれているのがふっと怖くなった。 カーステを絞る。 何の音も聞こえない。 いつも人と車で溢れる大阪とは違い、 ここは本当に静かだ。マークⅡのエンジン音のみが響く。 ア‥‥ …何か聞こえる。なんだ? ア‥‥アム‥‥ なんだ、何の音だ? 急に不可解な、こどものような高い声がどこからともなく聞こえてきた。 カーステを更に絞り、少 しだけ開いた窓に耳をそばだてる。 ア‥アモ‥ア‥ …声が近付いてきている。 尚も霧は深い。急激に怖くなり、窓を閉めようとした 「みつけた」 身体がカキンコキンに強張った。 なんだ今の声。 左の耳元で聞こえた。 外じゃない。 車内に何かいる。 ア…ア……ア… こどもの声色だ。 はっきり聞こえる。左だ。車の中だ。 アモ…アム…アモ… なんだ。何を言ってるんだ。 前を向いたまま、前方の霧から目をそらせない。 曲面のワイドミラーをのぞけば、間違いなく声の主は見える。 見えてしまう。 やばい。見たくない。 アモ。 左耳のすぐそばで聞こえ、おれは気を失った。 「おーい、大丈夫かー」 外から知らんおっ さんに呼び掛けられ目を覚ました。 時計を見ると八時半。 とっくに夜は明け、霧も嘘のように晴れていた。 どうやら後続車がおれが邪魔で通れないようだった。 「大丈夫、すぐ行きますんで…すみません」 言ってアクセルを踏み込む。 明るい車内にはもちろん何もいない。 夢でも見たかな、なに言ってんだかさっぱり意味わかんなかったし。 ただ、根元まで燃え尽きた吸殻がフロアに転がってるのを見ると、夢とは思えなかった。 到着したおれを大叔母たちはこころよく出迎えてくれた。 電話で聞いていた雰囲気とはうってかわってよく喋る。 大叔父の葬式が済んだばかりとは思えない元気っぷりだった。 とりあえず線香をあげ、茶を淹れていただき会話に華をさかせる。 「道、狭かったでしょう

後日談:

  • https://fumibako.com/kowai/story/3/2147.html

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