
ある秋の夕暮れ、私は高校の友人と一緒に街外れの古びた書店を訪れた。この店は噂によると、誰もが恐れを抱くような不気味な書籍が揃っているという。好奇心に駆られた私たちは、古い本の間を歩きながら、店主の話を聞くことにした。
「この本を読んだら、何かがやってくる」と言われた本があり、店主がそれを手渡してきた。タイトルは伏せておくが、友人と私はその本に興味を持ち、店の片隅で読み始めた。
ページをめくるごとに、書かれている内容は恐ろしいもので、最後まで読むと何かが私たちを襲うという警告があった。しかし、私たち二人はそれをただの作り話だと思い、半信半疑で読み進めた。恐怖を感じながらも、笑いを交えながら読み終えた瞬間、何かが起こり始めた。
外の風が急に強くなり、窓がガタガタと音を立て始めた。一度や二度なら風のせいだと思えるが、次第にその音は頻繁に、そして不気味に続いた。友人と私は興奮しながらも、次第に不安が募る。
「まさか、本当に来たのか?」と友人が言った時、階段を上る音が聞こえてきた。店内には誰もいないはずなのに、確かにその音は近づいていた。私たちの心臓は高鳴り、恐怖が冷や汗となって流れ出た。
「どうしよう、逃げよう!」と叫びたい気持ちを抑え、私たちはその本に書かれていた対処法を思い出した。それは、襲い来る存在の名前を声に出して呼ぶことだった。恐怖に震えつつも、私は必死にその名前を叫び続けた。
すると、窓の音は止み、階段の音も消えた。恐怖から解放された瞬間、友人は私を軽く叩きながら笑ったが、私はその時の恐怖を忘れることができなかった。あの本が本当に何かを呼び寄せるのか、ただの偶然だったのか、二人の間ではその話はタブーとなり、決して口にすることはなかった。
それ以来、私たちはその書店を訪れることなく、普通の日常を過ごしている。だが、心の奥底にはあの恐怖が今も残っている。あの本の真実は、今も私たちの中で静かに息づいているのだ。
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