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短編

行きは良い良い帰りは…

通りすがり 2016年7月22日
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これは私が高校3年生になったばかりの時にあった話です。 私は夜中に突然目を覚まし、 英検の支払いを忘れていた事を思い出し、 真夜中にコンビニへ向かいました。 家から歩いて3分くらいの場所なのですが、 信号を渡らないといけません。 無事支払いを終え、アイスを買い 私は信号を待っていました。 時刻は午前2時半まだ夜は冷えるので 早く帰りたいと思いながら、 信号を待っていました。 ふと、タクシーが止まりました 信号が変わりそうにもかかわらず 私はそのタクシーに釘付けになり その場から動けなくなりました。 中には、ランドセルを背負った 黄色い帽子の少年が座ってました。 時期外れの水色のTシャツ 生気の無い虚ろな目なのに 口元だけ薄ら笑いを浮かべて 何をするでも無く座っていました。 私は一瞬で、この世の者ではないと 思いました。 急いで横断歩道を渡ろうとすると 手からコンビニで買ったアイスが 滑り落ちました。 拾おうと、後ろを向くと 黄色い帽子が目に飛び込んできました。 4秒前までタクシーの中にいた少年が 真後ろに立っていました。 ドス黒い穴のような目と口が ニタリと笑ってこちらを見ており 手足は青白く裸足でした。 あ、これ、死ぬ そう思った瞬間でした ”パーーーーーーーーーーッッッ” クラクションの音にハッとすると 目の前には誰もいませんでした。 「お嬢ちゃん危ないよ〜」 タクシーの運転手の呑気な声が 聞こえました。 落ちていたアイスを引っ掴み 走りました。 帰りにチラリとタクシーを見ましたが 誰も乗っていませんでした。 この話はこれでは終わりません その少年は消えてなどいません。 今でも私の側にいます。 あの時、私はこの少年を 連れてきてしまったのです。

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