
長編
先生の話
匿名 3日前
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。
その時から先生と友達は女性のことを怪しく思っていたらしい。
入ってくると直ぐに、その女性は入口付近で三角座りをした。友達が温めておいた飲み物を差し出すと、少し笑顔で受け取ってくれた。
しばらく経っても吹雪は止まないので女性に話しかけることにした。小さい声だったが、しっかり返答はしてくれた、仕事や、住んでいるところ、仕事で出会った人と結婚し、新婚だったことも教えてくれた。
友達は旦那さんはいらっしゃらないんですか?と聞くと、急に女性は黙り込んだ。
先生も友達も色々質問しすぎて、機嫌を損ねてしまったのだ、そう反省した。
次の日の朝、昨日は夜遅くまで話し込んでいたので、起きるのが遅くなった。女性はもう先に小屋から出ているようだった。外は猛吹雪にも関わらず、命に危険が及ばないか少し心配になった。
友達はラジオを取り出し、天気予報を聞いた。今日の深夜から吹雪は止むらしい。なので今日も山小屋に泊まり、明日の早朝に下山することになった。
日が暮れる前、また山小屋に人が入ってきた、まだ外は猛烈な吹雪だった。
なんと入ってきたのはあの女性だった。
さすがにこの時から二人ともおかしいと思い、二人で話し合った末、明日は女性の後をつけてから帰ることにした。おかしい行動の理由を探りたかったのだ。
夜は一言も話すこともなく、睡眠に入った。予報通り、吹雪は弱くなってきていた。
次の日、友達は先に起きて、暖をとっていた。念の為、食料は残しつつも朝食をとり、女性が山小屋を出るのを待った。
二人が変な雰囲気を出すと勘づかれると思ったので、適当な話をしながら待った。
女性が起きてから、数十分も経たないうちに女性は山小屋から出た。
友達と先生も息を殺して、女性のあとをつける。
女性は少し山道を進むと、道から外れていき、崖を降り始めた。
「おい、なかなか危ないぞあの崖。もしかして、登山のアスリートか?」
友達が茶化し半分でそんなことを言いつつも、女性が見えなくなってから崖の下を覗き込んだ。
すると、思いもよらない光景があったという。
なんと崖の下では、女性が誰かを食べてるようだった。あまりの衝撃的な光景に二人は固まった。よく見ると凍りついて
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- あなた~。 (ガツガツムシャムシャピチャクチャクチャ) あなたとわたし、これでいつも一所よね?!てか。夢幻
- 究極の愛のかたち匿名