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長編

口に出せない…

えい 3日前
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夫なの?」 私 「何が?」 知 「いやぁ何とか出来るのかな?って …。」 私 「分からない。でも…マーみたいな事は…避けたいって気持ちかな?」 知 「そっ…かぁ。」 私 「うん…今の私じゃ…ダメだからさぁ…。」 そんな会話を続け 知人は帰り 残された私は 紫光に連絡を入れ 事の詳細を話すと 「まぁた面倒なもんに 関わってバカか?」と言った後 「聞いちまったんだから しょうがねぇ 行ってやるよ。けど…最悪を想定しとけよ?やるだけはやってみるけどよぉ…あんま期待すんなよ。お前にも分かってんだろ?」 有り難うと言って電話を切った。 そう……私達にだって どうしようもない事がたくさんある。 それでも どうにかしてあげたいと思う気持ちだけで 動こうとすれば……此方の身も危うくなる。 今までにだって たくさんの人達と関わって来たけど この手の内容の物は 一例を除いては 助けられる確率は非常に少ない。 こういった物の相談を受ける時は 正直気が重かった。 一例と言っても あれで本当に依頼主が良かったと思えるのか?と自問自答を未だに繰り返しているが 私にとっては 最悪の事…。 自らを責め 何も出来なくなった私を 立ち上がらせてくれたのは 紫光だった。 だから もしかしたら……と。 今は 期待はしない。だけど事が始まったら…身を削ってでもという 気持ちでいました。 後日 知人に連絡を入れ あの時の彼女達2人を私の家に連れて来て貰いました。 その時の彼女達は 考え過ぎたかの様な窶れた姿をしていました。 問題の彼女(S)を部屋の中央に座らせ 一緒に旅行に行ったもう1人の彼女(T)と知人をSさんの後ろに座らせました。 深い深呼吸をしてから私は Sさんに向き合う様に 真正面に座ると Sさんに話し掛けました。 私 「今から Sさんの写真に写っていたモノと和解を試みます。Sさんは 自身の気をしっかり持って しっかりと力強く 生きたいと思っていて下さい。何があっても その気持ちだけは 諦めないで下さい。」 そう言うと 俯いていた顔を上げ 生きたい 生きていたいとしっかりとした目が 私の目を見ていました。 私 「Tさんと知人もSさんを失いたくないし 自分達もSさんと一緒に生きていたいと強く心に思っていて… いい?」 後ろに視線を走らせながら そう言うと 2人共 力強く頷きました。 私 「今か

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  • まーくん…
    とも
  • 紫雲さん、おかえりなさいませ。 本当にお待ち致しておりました。 相変わらず…壮絶ですね…。凄い力ですね。マーくん…残念でした。私も犬2匹と猫1匹を飼っているので お気持ちお察し致します。マーくん、まだ寿命じゃないのに…。ずっと側にいたんですね。
    K
  • おかえりなさい。待ってました。お元気そうで安心しました。
    あい
  • マーくんが守ってくれたのかもしれませんね。 御無事で何よりでした。
    お母たん
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