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長編

バイト先での出来事

みほ 3日前
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いだと聞いていました。大学生バイト曰く、おばあさんが一人で住んでいるが、そのおばあさんも生きているかわらないとか。一度だけそのドアが開いていて、90代位のおばあさんの姿を見ました。動作はゆっくりでしたが、ちゃんと生きておられました。 梅雨時期のその日も20時閉店まで大学生バイト先輩と一緒でした。それぞれ、離れた場所で閉店の準備をしていました。「ケーキかぞえまーす」「自動ドアきりまーす」など、言ってから作業するのが通例でした。 その時、先輩はケースの裏からケーキを数えていました。私は和菓子ケース後ろの小部屋の壁にある自動ドアのスイッチを切りました。その瞬間、自動ドアが静かに半分まで開きました。私は冷蔵庫へ向かう途中、ドアの開く音だけを聞きました。 「何で自動ドアが開くのっ!」ケーキケース裏の先輩が叫びました。男みたいな人なんですが、女みたいな悲鳴に近い声をあげたので、私もビックリしました。 前の歩道を凄いスピードで自転車が横切ったとかで、通電しているうちにドアが開いたんだろうと、私は考えました。外からは救急車のサイレンが聞こえています。何故か、私は自転車に乗った小さな男の子が事故に遭ったというイメージが浮かびました。 先輩は奥の小部屋にある自分の鞄を掴むと、外へ飛び出して行きました。ケーキを最後まで数えずに。半分開いたガラス戸の隙間から「はやくっ!はやくっ!いいから、はやくっ!」と怒ったような様子で私を呼びました。訳がわからない私は、台所にあるポットの電源が切れているか確認し、照明を消してドアに向かいました。丸いテーブルの辺りまで来て、傘を忘れた事に気づき、また奥へ戻りました。先輩が「そんなん、いいからっ!はやくはやくっ」と叫んでいます。 さっき通った時はなんでもなかったのに、引き返しかけると、和菓子ケース手前の、顔のあたりの高さの空気だけ、異常に熱いのです。今でいう猛暑日レベル(当時に猛暑日はありません)。小部屋に置き忘れた傘を掴んでドアの方へ向かうと、空気の温度は通常に戻っていました。 外に出ると先輩はちょっと離れた所(電気店との境界辺り)に立っていました。「何もなかったか??」と聞かれ、私は素早く鍵を閉めながら変な熱い空気の事を話しました。先輩は走って逃げ出しました。私は自転車を押して、先輩を追いかけました。先輩が待っていてくれたのですぐに追いつき、一緒に駅まで歩きました。「明日言う。今は言えない。あした

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