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長編

バイト先での出来事

みほ 3日前
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の風貌が、前に泣きながら辞めていった一人と一致するらしく、また、おばさんが手にしていた饅頭が、饅頭用の包装紙ではなく、おかきの箱に使う包装紙に包まれていた事も疑わしく、本店では「辞めさせられた〇〇さんが嫌がらせに仕組んだ」という結論に至ったようでした。 その翌日、大学生バイトと一緒だったのですが、前日彼女は本店にいたようで、事情は奥さんから聞いていて、「〇〇さんならやりそうな事。」「ほら。嫌がらせ受ける程恨まれてるって言ったでしょ。」と言っていました。 因みに、この件による営業停止などの保健所による処分はありませんでした。 本店には工場が併設されていました。大学生バイトによれば、工場に男と、長い髪の女の霊が出るそうで、「工場で直接見なくても、応援で店に居れば、裏(工場)から悲鳴が聞こえるから。本店に応援で行くの、楽しみだね」とからかうように言われました。 実際、3回程本店へ応援に行きましたが、工場では働く人しか見ませんでした。けれど、店で接客をしている時、何度か悲鳴が工場から聞こえました。女子の声で「きゃーっ」とか「でたっ」とか。その都度、奥さんが「何騒いでるのっ!」などと怒鳴りながら、工場の奥へ進んで行くのが分かりました。悲鳴の主は騒ぎ続けていましたが、奥さんも怒鳴り続けていました。「ほんとに出たんですぅ…ヒック…」「そんなもん、でないっ」みたいな感じ。 最初は、悲鳴にびくっとなっていましたが、接客で忙しく、また、店には出ないと聞いていたので、だんだん対岸の火事のような感覚になっていました。 私が主に就労していた店舗は、古い木造家屋の一部を改装したものでした。 何屋さんだったか忘れましたが個人経営のお店と小さな電気店に挟まれていて、前面はガラス張り、その真ん中あたりに自動ドアがありました。ドアから入ると左手の壁におかき類の陳列棚があり、正面奥やや右手に和菓子のショーケース、右の壁側にはケーキのショーケースがありました。ドアを入ってすぐの所に商品陳列用の丸いテーブルがありましたので、テーブルが邪魔して、和菓子ショーケースが見え難いといった配置でした。和菓子ショーケースの奥には小部屋があり、ショーケースのすぐ近くに小さな小さな台所、奥には大型の冷蔵庫、あとは化粧箱を保管する棚がありました。小部屋といっても扉はなく、入り口にのれんがかかっていました。 冷蔵庫の横に小さなドアがありまして、その奥が大家さんの住ま

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