
数年前、冬の寒い夜、福岡の高層マンションに住んでいた頃、近所の居酒屋で過ごすことが多かった。居酒屋は、目つきの鋭い男性たちが集まり、活気に満ちた空間だった。そこでの時間は、孤独を癒すには最適だった。
ある寒い夜、居酒屋に珍しく新しい女性客が入ってきた。年齢は30歳前後で、目が鋭く美しい顔立ちをしていた。その居酒屋に女性がいるのは珍しく、周囲の男性たちは興味津々で彼女に話しかけていた。特に、友人のシェフであるイヴが、彼女に目を奪われていた。
彼女は可愛らしい顔立ちながらも、自信に満ちた口調で話していて、特に僕に対しては挑発的な態度を見せてきた。しばらくして、イヴが彼女に「誰が一番気に入ったか順位をつけてくれ」と言い出した。最初に選ばれたのは僕だったが、イヴは最下位で、「俺には家で待つ彼女がいる」と言い残して帰った。
その後、彼女との会話が続き、最初は楽しんでいたが、彼女の言動には徐々に違和感が増してきた。食生活にこだわりがあり、ヴィーガンであることを強調していた。会話の合間にも攻撃的な発言が目立ち、少し面倒な女性を相手にしてしまったかもしれないと思った。
居酒屋は小さな窓しかなく、外の様子は見えないため、彼女がひとりで来るには不安な場所だった。会話を早めに終わらせるために、イヴに助けを求めようとしたところ、イヴがその女性も次の店に誘ってしまった。彼女はすぐに「行こう!」と返事をし、結局3人で次の店に行くことになった。
駅に向かう途中、次の店を提案していたが、彼女の厳しい審査に困り、適当な店に入ることにした。顔見知りの客が多く、彼女をイヴに任せ、自分は他の客と話していたが、彼女が帰る様子を見て、支払いをしようとしたその時、イヴが「送ったれや!」と声をかけた。
彼女は立ち止まり、こちらを見ていた。どうにか誤魔化そうとしたが、結局一緒に帰ることになってしまった。道中、彼女から説教を受ける。
「送ってくれないなんて、ひどいことやと思わへん?」
確かにそうだ。彼女の言うことに納得し、冷や汗をかきながらも、「家に行くのはちょっと」と言い訳を続けたが、彼女は「近いから、うち来る?」と誘ってくる。何とか断ろうとしたが、結局彼女の家に行くことになった。
道すがら、コンビニに寄り、時間を潰すためにお酒を買う。彼女は変わったタイトルの漫画を持っているのを見て、内心驚いた。彼女の住まいはおしゃれな高層マンションで、入ると猫の缶詰が置いてあった。
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