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中編

前方から来るもの

匿名 3日前
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おとといの夜、私が友達の家に泊まっていた時の話です。 その夜、友達と一緒に外に飲みに行こうと言って、友達の家を出ました。その子の住んでいる土地はかなりの田舎で、あまり何もないところでした。夜になると、人が一人も歩いていないこともよくありました。飲みに行こうとは言ったものの、周りの店は全部閉まっていたので、ちょっと遠いですが、駅の近くまで行くことにしました。駅に行くためには、暗い山の近くを通る必要があります。その山の近くを通った時のことでした。 暗い山の近くの道を懐中電灯で照らしながら二人で歩いていると、後ろを歩いていた友達が 「お前、もっと道の右端に寄れよ。邪魔になるだろ。」 と言ってきました。前方を確認しましたが、人が歩いてくる気配はありません。一体、何の邪魔になるのだろうかと疑問に思い、友達に尋ねました。 「なんの邪魔になるんだ?」 友達は眉間にシワをよせて 「前から人が歩いてくるだろ。見えねぇのか?」 と言ってきました。はて?と思い、私はもう一度、前方を確認しました。しかし、やはり誰もいません。 「誰もいねぇじゃねぇか」 と言って、友達の方を見ると、友達の顔が引きつっています。 「どした?」 尋ねると 「う…後ろ!後ろ!」 友達は、私の背後を指差しながら言っています。私は、おそるおそる後ろを振り向きました。 …しかし、やはり何もありませんでした。ただただ暗い夜道が前方に続いているだけです。何かの冗談かと思い、友達に話しかけようとした瞬間、友達が私の腕を掴んで、来た道を急いで戻り始めました。 「…おい、なにすんだよ!」 私は友達の手を途中で振り払いました。すると、友達は 「危なかった…」 と言い、周りを確認した後、安堵の表情を浮かべました。 「一体、何があったんだ?」 私が尋ねると、友達はさっきの事を話し始めました。 私と一緒にあの道を歩いている時、前方から人が来るのが見えたのだそうです。赤いコートのようなものを着ている女性でした。私に道の端によるよう注意した後、友達は、ふと疑問に思ったのだそう。 こんな真夜中に、この道を一人で通る人がいるのかと… もうとっくに終電は過ぎています。街で飲んだ帰りといえども、こんな道を通るのは女性一人では、あまりに危険過ぎるのではないか。そして、友達は、この女性に見覚えがあり

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  • 怖い!
    結梅
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