
中編
絶望
匿名 3日前
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T「なんやこれ?秘密の部屋かなw」
俺「アホかwでも確かに面白そうやな」
S「やろやろ?ねー行ってみよーや」
それまで、これといって収穫のなかった俺らはその階段を降りてみることにした。しかしこれがあの悪夢の始まりだった。先頭がT、真ん中が俺、一番後ろがSの順番で階段を下っていった。時間的にはごく短いあいだで下まで降りることができたのだ。しかし着いた瞬間、3人ともその部屋の異様さに固まってしまった。その部屋は壁のいたるところに拷問器具が並べられていて、壁にはおびただしい量の血の跡が残っていた。こんな部屋に1秒たりとも長くいたくないという気持ちは3人とも同じだったため、一度顔を見合わせたあと踵を返し階段へと足を運びかけた時だった。
玄関の閉まる音がした…。この家には誰もいないはず、なのになぜ今玄関から音がした?いやきっと風のせいだ、など自分の中の恐怖を消すために俺は頭の中で精一杯口実をかきたてた。しかしその気持ちとは裏腹に、地上から聞こえてきた声が俺ら3人を絶望絵と追いやった。
??「玄関空いてたけど、だれかいるの?」
なぜか嬉しそうに話すその声の主は、どうやら女らしかった。しかも声の質からして中年の。女は迷わずこちらに向かってきているのがわかった俺らは、とっさに一人が囮としてこの部屋を出るというアイデアを思いついた。そしてその役を買ったのが、俺だった…。
最初は、この役になったことをひどく後悔した。当然俺だって人だ、できれば自分の命をきけんにさらしたくわない。だがその時の俺は、一種の正義感とゆうやつで自分の友達を救ってやる的な気持ちになってた。覚悟を決めた俺は、全速力で階段を上りきった。正面に女がいたが足を止めずに右へ曲がり玄関へと一気に走った。あと少しで玄関につく、その時俺は違和感を感じた。女が追ってこない!
何で?あいつどこに行ったんだ!そんなことを考えながら元来た道順をたどって角を曲がると。
「つーかまーえたwww」
その声と同時に、女は鉄パイプを振り下ろした。
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- 残してきた友達がヤられたってことじゃないの?ナナシン
- で?どーなったのよ?K
- このお話は誰が書いたのですか? だって、あなたはもう捕まってしまっているのでは?その後無事帰れたのですか?霊媒師