本当にあった怖い話

怖い話の投稿サイト。自由に投稿やコメントができます。

長編

[謎の人形]

むっちゃん 4日前
怖い 928
怖くない 604
chat_bubble 5
38,282 views
ふざけたことを。それ以上言うなら出て行け」と突っぱねた。 それから半月くらい経ち、祖母はふと叔母の話を思い出したという。 近頃の叔母は何も言わなくなって、笑顔も見せるようになってきたから、もう新しい家にも慣れて怖い体験もしなくなったんだろうと思い、叔母に尋ねてみた。 叔母は笑顔でこう答えた。 「何も変わってないよ。だけどもう慣れたの。最初は女の子ひとりだったんだけど、今はもっと増えてる。みんなでずーっと私のこと見てるんだ」 そう言いながら、奇妙な笑い声を上げたのだ。 その姿は、いつもの物静かでおとなしい性格の叔母ではなかった。 叔母のその話が本当だったにせよ、夢や幻覚の類だったにせよ、この頃にはもう手遅れだったのだろう。 叔母の部屋の隣は祖父と祖母の部屋だったのだが、ある夜祖母は、叔母の部屋から聞こえてくる「ざっざっ」という穴を掘るような音で目が覚めた。 祖母はびっくりして隣の部屋に駆け込むと、部屋の畳が引っぺがされている。 そこには恐ろしい光景があった。 むき出しになった床下で叔母がうずくまり、素手で一心不乱に穴を掘っていたのだ。 「何やってるの!?」 祖母は思わず怒鳴った。 しかし、叔母には全く聞こえていないようだった。口許には笑みさえ浮かんでいた。 穴を掘り続けていた叔母が、しばらくすると「あった…」と呟き、床下から這い出てきた。 彼女の手に握られていたのは、土の中に埋まっていたものとは思えないほど綺麗な『小さな日本人形』だった。 叔母は祖母に人形を渡すと、そのまま笑いながらごんっごんっと自分の頭を壁にぶつけ始めた。 「どうしたの!」 祖母は慌てて止めようとしたが、叔母はすごい力で払いのける。 「本当だ…私は何やってるんだろう?私はさっき何をした?解らないわからないわからない…」 叔母は一瞬疑問に感じたようだったが、またすぐに異様な笑い声を上げた。 その声に混じって、祖母は聞いてしまったのだ。 叔母の笑い声とともに、何人もの重なった子供の笑い声を…。 叔母はそのまま10分以上頭を壁にぶつけ続けた。 最期は突然直立し、そのまま後ろ向きに倒れ込んだ。 「おもちゃみたいだった」と祖母は少年に言った。 何事かと起きてきた祖父が急いで救急車を呼んだ。 延髄だの脳幹だの頭蓋骨だのが、めちゃくちゃな状態だったそうだ。 祖母からの話と叔母の体を見て、信じられない様子で医者は述べた。 「本当

この怖い話はどうでしたか?

f X LINE

chat_bubble コメント(5件)

  • この手の話の祖父んl話の聞かなさは定番なのかね
    アマランサス
  • 胸糞悪い
    うんこりん
  • この話し知ってる
    まゆ
  • 今までで、一番怖かったです。Σ(゚д゚lll)
    ブルー
  • ^_^
    トラ
0/500

お客様の端末情報

IP:::ffff:172.30.1.243

端末:Mozilla/5.0 AppleWebKit/537.36 (KHTML, like Gecko; compatible; ClaudeBot/1.0; +claudebot@anthropic.com)

※ 不適切な投稿の抑止・対応のために記録される場合があります。

grid_3x3 話題のキーワード

search

サクッと読める短編の怖い話 サクッと読める短編の怖い話

読み込み中...