
俺が住んでいた家の近くに廃校の小学校があった。
俺もあと5年程早く生まれていたとしたらここの小学校に通っていたはずだが、少子化により統廃合が進み他の小学校に進むことになった。
近くの小学校の校舎は廃校後もそのまま残り、手入れのされてない道に面した木々は生い茂り、草も背が高くなって昼間でも薄暗い場所だった。
小学5年生のある日、友達と遊んで家に向かう帰り道。
友達と夢中で遊んでいて、夕焼け空も暗くなり一人で歩いていると心細い感じだった。
そんななか、あの廃校の小学校前にきた。
塀で囲まれたあたりは木々が生い茂っていた。
俺は不気味だなぁって思いながらも眺めていると、ふと人の気配を感じた。
よく見ると、木々が生い茂った森のような場所の中に白い服を着た女の子のようなものが見えた。
何でこんなところに女の子が?
女の子は俺と同じくらいの子だが、夕闇の迫るなか廃校の薄暗い敷地内で一人でいるなんてまず考えられなかった。
俺は何なんだろうと女の子を見ていると、女の子は不意に俺の方を向いた。
女の子は俺を見ると、ニヤリと笑いながら俺の方にかけてきた。
直感的に見てはいけないものを見たと感じた俺はその場から逃げ出したが、女の子は塀を乗り越えてどこまでも追いかけてきた。
途中で振り返ると女の子はどんどん距離を縮めていた。
俺はやっとの思いで自分の家に駆け込み、鍵をかけた。
家にはまだ誰も戻っていないようだった。
俺は自分の部屋に行くと、ベッドで横になり
「あー、こわかった!!それにしてもあの子は何者なんだろう・・」
独り言を言いながら、天井を見ると凍りつく俺!!
天井には、さっきの女の子が張りついて俺のことを見下ろしていた。
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