
冬のある夜、大学の友人と古い橋へドライブに出かけた。友人は二十歳で、自分は十九歳。運転免許を取ったばかりで、夜のドライブに胸を膨らませていた。友人が運転していたが、どうしても運転したくなり、彼に運転を交代してもらった。
橋の上を慎重に進んでいると、突然対向車がパッシングしてきた。「何かおかしいのかな?」と思いながらも気にしないでいると、さらに次の車も同じようにパッシングしてきた。友人が「ハイビームになってるんじゃない?」と問いかけてきたが、確認したところ、ハイビームにはなっていなかった。
その時、後ろから近づいてくる車があった。後続車は何度もクラクションを鳴らしてきて、私たちはその音にイライラしてしまい、急停車することにした。車のドアを勢いよく開け、「何だ!」と声をかけた。すると、後続の運転手が驚いたように言った。「あなたの車の屋根に、女の人がしがみついています!」
その瞬間、背筋が凍る思いがした。対向車の運転手たちがパッシングしていた理由も、彼女の存在を警告していたのかもしれない。私たちはそのまま車に戻り、急いでその場を離れた。あの女の霊は、一体何を望んでいたのだろうか。恐怖が残る中、私はその夜の出来事を忘れられずにいる。
それ以来、その橋を通ることは一度たりともなかった。
彼女の視線を感じるのが恐ろしかったからだ。
彼女は、いったい何を求めていたのだろう。
それを知ることは、今後の私にはできないだろう。
彼女の思いは、今もこの橋の上に残っているのだろう。
その恐怖は、決して消え去ることはない。
私たちの心に深く刻まれたままで。
それが、冬の夜の出来事だった。
その時から、私たちは二度とあの橋には近づかなかった。
もしかすると、あの女の霊は他の場所にも現れるかもしれない。
彼女の存在を知ってしまった私たちは、運転するたびに不安を抱えることになったのだ。
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