
短編
夜中のバス
匿名 2日前
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「うわぁー…もうこんな時間だ。」
私は会社員。今日も残業で忙しい。
そう思ったらもう時計は11時45分を
指していた。…ん?こんな時間にバスが通るはずがないのに目の前でバスは止まった
「プシュー」
ドアが開く。私は疲れていたのか、
吸い込まれるようにバスに乗り込んだ。
夜中なのに人はかなり多い。
「ブーン…」
バスが走り出す。
次のバス停に男がいるようだ。
止まった瞬間、男は乗り込んできた。
男は私の隣の人をまじまじ見るなり言った
「あなた…もしかして42歳ですか…?」
「はっ…はい!」
なんと年齢が当たったのだ。
次々に当てていく。どうやら男は年齢を
当てる能力があるらしい。
夜中のバスだと言うのに、男のおかげで盛り上がっている。
しかし、男は年齢を当てれば当てるほど、
顔色を悪くしていった。
すると、ある人に年齢を当てた。
「あなた…34歳ですか?」
「えぇ!あなた凄いわね!」
腕時計は11時55分を指していた。
「しかし、私事だけれど、後5分で35歳になるの!明日誕生日なのよ!」
男は黙ってからこう言った。
「僕が当てられるのは、年齢ではありません。人の寿命です…。あなたの寿命は34歳。しかし後5分で35歳。つまり、後5分以内にバスは事故を起こして全員死にます。」
後日談:
- 怖かったでしょうか? これからも物語を出していくので、 是非見てください!
この怖い話はどうでしたか?
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- パくってるやんりゅー