
中編
音
匿名 2017年7月19日
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これは、私が小学2年生の時に体験した話です。
小学2年生の時に父と母が離婚し、私と兄2人兄妹だった私達は父親に引き取られて父の母と父。私にとって祖父と祖母の家に引っ越しをしました。
2階の空き部屋二部屋を貸してもらい、私と兄が一緒の部屋。父が一人部屋。みたいな感じでした。
ある日、私が夜1人で留守番することになった時に私は1人でテレビを観ていたら
トントントンッ…トントントンッ…
っと2階から足音が聞こえてきた。
小学2年生の私は、パニックになり、
「え、え…。」(2階って誰かいたっけ?)
そー考えてる間も2階から聞こえる足音は酷くなり、
トントントントントントントントントントントントントントントントントン
ってずっとやり止まないって思った時に
ブーンッ…ブーンッ
(車の音…?パパが帰ってきた!)
と思った時には2階から聞こえていた足音は一切聞こえてこなかった。
その日は怖くて父には言わなかった。
次の日に、祖母に言うことにした。
私「昨日2階からトントントンって聞こえた」
祖母「あー!それは気温の音だよ。」
私「きおん?」
祖母「気温の差で音が聞こえてくることがあるから大丈夫だよ。」
小学2年生の私は、祖母の言っていたことはよく分からなかったけど何かで音がなるんだ!ってそー考えてたかな。
1人の時は、だいたいその音が誰かが歩いてるような音が聞こえていた。
気温の音って聞いてもその時はめちゃくちゃ怖かった。それでも、気温の音だと信じようとした私は1学年上がり小学3年生になった。
3年生になって何ヶ月かになった頃に
その時私は、1階のソファーで寝ていて起きた時に誰もいなかった祖父と祖母
は代行の仕事をしていたからいなかったのかな。(パパとお兄ちゃんはどこ?)
ドンッ!ドンドンットントントン
2階から音が聞こえる。
(あー!もしかして剣道の練習でもしてるのかなー?)
って思っていた。
父は昔剣道をやっていて、兄もその時剣道をやっていたからである。
テレビを観ていても2階の音の大きさでテレビが聞きにくかった。
それにイラついて私は2階に行って静かにして!!って言いに行こうと思っていた。
(でもやっぱり。剣道の練習してたらうるさいって逆に言われるかなー?)
なんて考えて言いに行かないことにした。
テレビを観ていて5分後ぐらいたった頃、
ブーンッ…ブーンッ
トントントンッ……トントントン…トントントン…
音は小さい音に変わった。
私「?」
ガチャッガチャ
ピンポーンッピンポーンッ
(誰か来た?ばあちゃんたちかな?)
私はドアに手を取り鍵を開けゆっくりドアを開けた。
私「え?」
兄「は?」
私「あ、いや。2階に居たかと思った」(じゃー、パパ1人で剣道の練習してんのかな?)
兄「いや、PSP買いに行ってたし」
私「あー!ばあちゃんたちとね!」
兄の顔は険しい顔になり、私達はもうすぐリビングってとこの廊下で立ち止まった。
兄「は?パパ今タバコ買いに行ったし。パパとPSP買いに行ったけど」
私は何を冗談言ってんだ(笑)って思って
私「え、いやいや!(笑)じゃー、誰がおるとー?(笑)」
また、兄の顔が険しい顔になりそのあと真っ青の顔に変わった。
兄「え、まってまって!2階から…」
兄はやっとずっと音がなっていた2階に気づいたようで私は何を言ってるのかと思って
私「いや、だからさっきから言いよるじゃん。パパ1人でなんしよると?」
兄「だから、タバコ買いに!」
私「え、、じゃ、誰が2階に…?」
ブーン…ブーンッ
トントントン……。
それから、その音を聞くことは無くなりました。一体あの音は何なんだったのか…。
あの時、もし私が1人で2階に行っていたらって思うと今ではゾッとします。
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