これは、2年前に体験した話です。 その日、 私は友人と夜23時頃に街のカラオケに遊びに行きました。 1月初め頃、 元旦からそんなに日が経っていなかったことから、 田舎の街でも人が夜遅くまで、出歩きにぎわっていました。 そんな中、私と友人はあるカラオケ店に入りました。 いつもなら、ありふれたアルバイト店員がいるのですが、 その日は、 うっとおしいと思うほど自分たちが向かう部屋の良さを伝えるアルバイト店員で、 なんかこの部屋、 悪い事があるんじゃないのかなと不信感を覚えるほどでした。 部屋はごく普通のありふれた部屋でした。 そして、一時間ほど経つと 私はそんな事もすっかり忘れていました。 そんな中、それは起こりました。 私がデンモクで次の曲を選び、友人の方を何気なく向くと、 友人の隣で何かが動いているのが見え、 私は、不思議に思い身を乗り出して、 友人の隣を見ると… ソファーの背もたれから、 細くて白い人の腕が伸びていて、手招きしていました。 私は、ゾッっとしました。 早く出ようと思いましたが、 友人は次の日に県外に帰りほとんど会わないので、 見た事を話すと申し訳ないと思い忘れようと我慢していました。 なんとかその事を忘れかけた時、 今度は部屋の入り口から、青白い腕が伸びて手招きしていて、 もう我慢の限界で、友人に今すぐ出ようと言い、すぐにカラオケ店を後にしました。 友人に見た事を話したのですが友人は見えていなかったと言ってしました。 他の人にこの体験を話すと、 お前だけがそれを、見えていたって事は、 それは向こうの人に、 お前は呼ばれていたんだと言われ、 その後、二度とそのカラオケ店には行ってないです。