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長編

誰だったのでしょうか

匿名 2日前
怖い 53
怖くない 41
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しゃぎ疲れたらしく5分もしないうちに寝息を立て始めます。 私も娘の横に身体を横たえ目を閉じました。 深夜、物音で目を覚ましました。 ガタン 眠気がスッと覚めていきました。 ガチャガチャ、ガチャガチャ ゴツッ ガチャガチャ 心臓が早鐘を打ち始めました。10年以上も昔の記憶が一瞬で蘇ります。 姉が結婚してこの家を出てから、隣の部屋はほぼ物置状態でした。 絶対に誰も居ないはずの部屋から聞こえる音。 怖い怖い!!たまらずベッドから飛び起き、はっとしました。 娘がいない。 もうなりふりかまってられません。勢いよく部屋のドアを開け飛び出した私は廊下に目をやり固まりました。 娘は姉の部屋の前に立っていました。 ◯◯ちゃん? 呼びかけても返事がなく、こちらに目も向けません。 ◯◯ちゃん!!大声で呼びかけ肩を掴みました。 娘はゆっくりと私の顔を見上げ、ママ、と小さく呼びました。 女の子が待っててって言ったの。 女の子? お耳とお目目のない女の子。 え? お耳がないから私の声は聞こえないけど、お話はできるんだって。 いいもの持ってくるから待っててって言ってたよ。 このお部屋にあるんだって。 それ、誰? んーん、知らない。でもママのお友達って言ってたよ。 ママそんな子知らないよ。怖いからお部屋戻ろう? 戻ったらだめだよって言ってたよ。 約束破る子は私みたいにお耳を取られちゃうんだよって。 だから待ってるの。いいものってなんだろう? ◯◯ちゃんお人形欲しいな。 娘はケタケタと1人で笑っていました。 私はその場で気を失いました。 翌日、私は自分のベッドの上で目を覚ましました。 隣では娘が眠っていました。 あれは夢だったのだ、そう言い聞かせ残りの2日間を過ごしました。 そして東京に帰る日、まだ遊びたいと駄々をこねる娘を宥め荷物をまとめます。 明日からはいつもの日常が戻ってくる。慌ただしくも平和な毎日が。 さあ帰るよ、ばあばにありがとう言おうね、と娘を説得し部屋を出ました。 2人で手を繋ぎ階段を降ります。 いーち、にーい、と声を掛け慎重に。 階段の半ばまで来た時、ふっと私の身体が宙に浮きました。 あ、と思った瞬間、とっさに握っていた小さな手を離しました。 娘をその場に残し階段を転げ落ちました。 腰を打ったようです。痛みを堪え顔を上げると、居たんです。 踊り場に知らない女の子が。 耳と目がな

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  • 両親姉と4人暮らしのはずなのに、友達と遊びに行った兄… どういうこと?
    あー
  • 語彙力をつけましょう
  • 久しぶりのちゃんとしたオカルトでほっとした まあ、ひとつ前のも悪くはなかったが
    読者
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