
私は自分の恋愛にあまり興味がなかった。しかし、周囲の男性からは常にアプローチを受けていた。
そのため、少々高飛車になっていたかもしれない。別れの際には「あなたとは付き合いきれない」と言ってしまうことが多かった。
ある冬の夜、同僚との飲み会で出会った彼と意気投合した。彼は車の知識が豊富で、私もそれに魅了された。しかし、彼の趣味は高級時計のカスタムにまで及び、年間数百万もかけていることを知り、私は驚愕した。お金をかけすぎていると感じて、付き合い始めて1年も経たずに彼を振ることにした。
いつも通り「付き合いきれない」と言ったが、彼はそれに激怒し、私の髪を引っ張り、顔を殴った。私はこの出来事がトラウマとなり、他の男性と付き合うことが怖くなった。
その後、彼と別れた私は転職し、新しいマンションに引っ越した。しかし、1年後に彼が亡くなったと聞いた時は、少し安心した気持ちになった。
しかし、その後から私の周囲で怪奇現象が起こり始める。初めての出来事は、深夜に鳴った非通知の電話だった。出てみると、小さな声が聞こえた。「付き合いきれない」と。
背筋が凍り、電話を切った。しかしその後も同じ非通知から電話がかかってきた。私は恐怖で電源を落とした。
友人たちと居酒屋に行った際、元カレの話題が出た。彼が亡くなったことを言うと、友人は笑いながら「昨日会ったよ」と言った。どういうことか分からず、私は恐怖に襲われた。
数週間後、ジムのトレーナーと付き合い始めるも、彼からも「お前には付き合いきれないよ」と言われる。彼が呟くたび、あの日の電話のことを思い出し、恐怖でいっぱいになった。
元カレのお墓参りに行った帰り道、横断歩道で車に轢かれそうになった。反応が遅れていたら、私は確実に大怪我をしていただろう。目の前には、元カレが愛用していた車があった。
私は彼がまだ私を許していないことを理解し、以降は恋愛を避けることにした。怪奇現象は続き、私は元カレの影を感じ続けることになった。あの別れ方を後悔している。今も彼が近くにいるような気がしてならない。
後日談:
後日談はまだありません。
この怖い話はどうでしたか?
chat_bubble コメント(0件)
コメントはまだありません。



