ピンポーン!! 家の呼び鈴がなった 『おー久しぶり!!』 友人が家に訪ねてきた 友人は母の職場の息子で大人になっても 付き合いがあった 友人はラーメン屋を経営していた 就職してから会うのは久しぶりでした 弟も久しぶりにみた友人に挨拶してました 『どーした？いきなりだね(笑)』 『ちょっと久しぶりに顔見たくてね』 昔話に花をさかせ小二時間ほど語らいました 『じゃそろそろ帰るね』 友人は満足した顔で言いました 『今度ラーメン食べに行くよ～』 『…』うんと頷く友人 そのまま無言で手をふり去って行きました 友人が帰ったあと弟と久しぶりに会えたな～しばらくあってなかったもんなー等話して 少しお酒を呑んで寝ました。 翌日 朝 家の電話がなっている ジリリリリーン♪ 電話に出ると昨日遊びに来た友人の母から 『おはよーございますどーしました？ そー昨日友人と遊んだんですよ～』 と僕は言った 『え？昼間？ 友人昨日亡くなったの』と友人母 『え？はぁ？何時にですか？え？どーして？』 友人の母が説明してくれました 昨日の夜 ラーメンの仕込み中に倒れて 朝従業員に発見されたと 死因はくも膜下出血死亡推定は昨日僕と会っていた時間であった 僕が住んでいる所とそのラーメン屋は車で 一時間はかかる距離 誤差の範疇ではない でも 確かに話した 弟も見てる話してる 最後の挨拶に来てくれたみたいだ 不思議と怖さはなかった 話せてよかったと今でも思う