
長編
凸凹さん
jamtec 5日前
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俺「ヒデェ話だな…」
D「あぁ。結局 老夫婦の遺体は見つからず『失踪』扱いになって、その土地は凸凹山地と呼ばれる墓地に変わったんだ」
俺「じゃあ 悪徳業者の若者達に殺された老夫婦は、凸凹山地にその遺体を埋められたんだな。それが あの場所で怨念となって現れたのが…」
D「そう、それが『凸凹さん』だ。凸凹さんは時々 自分達が殺された時と同じように嬲り殺しする為に、若者達を おびき寄せてるらしい」
俺「それが俺の入った屋敷って訳だ」
D「普通なら信じられねーような話だけどな」
でも、俺は信じるしかなかった。
何せ、その怪異に遭遇した本人なのだから。
D「まぁ俺も あたかも知ってるように話したけど、人から聞いただけなんだ。噂はあくまで噂、どこまで本当のことか分かんねーよ」
俺「そうか…。………。あの屋敷って、老夫婦が建てる予定だった屋敷なのかな?」
D「さぁな?俺は話に聞いただけだからな、何とも言えねーよ」
『 凸凹サンチヲ、後 造ル 』か…。
あれは、殺された老夫婦の描いた夢だったんじゃないだろうか?
その夢を悪徳業者に邪魔され、若者達に『凸る』や『凹る』等の理解できない言葉を浴びせられながら嬲り殺しにされた。
そして、本来 建てるはずだったあの屋敷が怨みの形となって、墓地であるはずの凸凹山地に具現化された。
そしてA達は――、殺されてしまった。
そう 思ってた時だ。
D「――ただ、俺はこの噂を聞いて、何で老夫婦が『デコボコさん』なんて呼ばれてたのか意味が分からなかったんだけど、ようやく理解できたよ」
俺「まぁ、あの名字だからな。愛称で デコボコさん とか呼ばれてたんだろう」
D「しかし、凸凹丸(あいまる)ねー…」
俺「本当、珍しいよな」
D「キラキラネームが流行ってる ご時世だから名前なら まだ分かるけど、名字で凸凹丸(あいまる)なんて普通あるか?」
俺「…。あんだろ普通に。世の中『こんな読み方すんのか』って名字ばっかだぞ」
D「…。今 調べてみようぜ」
Dは携帯をいじり始めた。
俺「調べるまでもねぇだろ。墓石にそう書いてあったんだから」
D「それがおかしんだって。何で失踪 扱いされてる人間の墓石があんだよ。墓があるってことは死亡が確認されてるってことだろ?何か矛盾してないか?」
俺「でもよ…」
Dは携帯を見て固まった。
後日談:
- 14
この怖い話はどうでしたか?
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- 文章が稚拙すぎてあ
- 凸凹さんの姿が想像できて結構トラウマ!だけどデコルー!ボコルー!が結構むかつくwwさき
- 映画にしてくださいレビューマン
- 実話か??環七
- 初めてこれ読んだ時本当に胸糞悪くなりました。これのどこが怖い話なんだろってデコルーのあたりで寝る前に読んでいるのですが舌打ちしました。なぜか時々読みたくなるんだけどやはり腹立つ笑笑misery
- 話としては面白いですが、わたしは怖いとは思いませんでした。溶けるかまぼこ
- 悪くない話し 映画にありそうだし面白い感じするまゆ
- ラノベ文章で全然面白くも怖くもなかったよん
- お話なんだろうけど なんか2ちゃんぽい( °_° ) 文才の賜物って感じイリミナ
- ぬしのぼやきみたいなのと、ツッコミがいらないかな。。まさ