
長編
凸凹さん
jamtec 5日前
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D「でもあの土地は老夫婦が新しい家を建てる予定だったんだとか。そこで組織の人間は、土地の権利が 市 に移ったんだと老夫婦に取り立てに来たんだ。それが恐らく、お前が最後に 紙の部屋 で拾った書類の内容だよ」
【 ココノサンチデ、ボチヲツクル 】
(此処ノ山地デ、墓地ヲ作ル)
と記載した契約書。
明らかに粗悪な偽物の書類。
なぜ全てカタカナにしたのかと言うと、その方が どういう訳か老人達は信じ込み易いんだとか。
でも その老人は耄碌(もうろく)したのか、契約書が偽物だって気付いたのか、
爺「これ、こうじゃないかぇ?」
と言いながら契約書をビリビリに破り、文字を並べ変えた。
【デ】【コ】【ボ】【コ】【サ】【ン】【チ】【ヲ】【ノ】【チ】【ツ】【ク】【ル】
(凸凹サンチヲ、後 造ル)
と。
若「デコボコさんだと?」
爺「わしらは そう呼ばれとるもんで」
笑いながら そう答える老夫婦に頭に来た若者達は、
若「じゃあ、お望み通り『凸凹さん』にしてやるよ。どっちが凸で、どっちが凹よ?」
と、質問を投げかける。
意味が分からなかった老夫婦は、
婆「何かしてくれるのかぇ?助かるねぇ~」
というようなことを言ったらしい。
若者達は最初から、話が拗れるようであれば老夫婦を殺すつもりだったんだとか。
若「じゃあ 婆を凸(デコ)るから、爺は凹(ボコ)ることにすんよ」
こうして若者達は、老夫婦が死に至るまで執拗な拷問を始めたんだという。
凸る(デコる)とは若者言葉でデコレーション(飾り)を意味するが、彼らは刃物で婆を斬殺した後にバラバラに解体した肉片を生け花のように飾り付けたらしい。
凹る(ボコる)とは言葉の通り ボコボコになるまで酷く殴りつけることだが、若者達は金属バット等の鈍器を使って爺を撲殺したらしい。
無論 老人達にその言葉は通じなかった。
拷問をしている間、若者達の「凸(デコ)ってやるよ!」「凹(ボコ)ってやるよ!」という声と、老夫婦の「許してくれぇ」という すすり泣く声が絶えなかったという。
…
後日談:
- 14
この怖い話はどうでしたか?
chat_bubble コメント(38件)
- 文章が稚拙すぎてあ
- 凸凹さんの姿が想像できて結構トラウマ!だけどデコルー!ボコルー!が結構むかつくwwさき
- 映画にしてくださいレビューマン
- 実話か??環七
- 初めてこれ読んだ時本当に胸糞悪くなりました。これのどこが怖い話なんだろってデコルーのあたりで寝る前に読んでいるのですが舌打ちしました。なぜか時々読みたくなるんだけどやはり腹立つ笑笑misery
- 話としては面白いですが、わたしは怖いとは思いませんでした。溶けるかまぼこ
- 悪くない話し 映画にありそうだし面白い感じするまゆ
- ラノベ文章で全然面白くも怖くもなかったよん
- お話なんだろうけど なんか2ちゃんぽい( °_° ) 文才の賜物って感じイリミナ
- ぬしのぼやきみたいなのと、ツッコミがいらないかな。。まさ