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長編

おねえちゃん

匿名 3日前
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か不幸か、車はない。 ほっとしていると、突然大型トラックが飛び出して来た。 大型トラックは無いだろう。 私の命まで危ないでは無いか。 というか、さっきまでなかったのに何で急に…… 私の意識は、そこで終わった。 薬品の臭いがする。 あの独特の、嫌な臭いだ。 あれ………? 私、もしかして助かったのかな… 良かった。 そう言えば晴花はどうなったんだろう。 死んで無いと良いけど。 「先生!目を覚ましました!」 看護師さんと思しき人の声が聞こえる。 「聞こえますかー?」 「は………い」 「しゆか、目を覚ましたのか⁉︎良かった…三日間も寝ていたから…」 お父さんも心配してくれている 「ごめんなさい。ごめんなさい。本当に、ごめんなさいね…」 義母も涙を流している。 そっか。 やっぱり助かったんだ。 「あ、の…晴花は?」 「晴花はまだ意識不明よ。でもきっとすぐ目を覚ますわ」 「とにかく無事で良かった…ごめんな」 「本当にごめんなさい…」 幸いにも私は右足の骨に軽くヒビが入っただけだったが、晴花は打ち所が悪かったのかまだ目を覚ましていないと言う。 それを聞いて、とても嬉しかった。 そして一瞬でも血の繋がった妹に殺意を抱いていた事を恥ずかしく思い、とりあえずその日は寝た。   一週間後。私は傷も治り退院したが、晴花はまだ意識不明のままだった。 さらに1ヶ月後。 新学期が始まる頃に_____________       晴花は、死んでしまった。 悲しくて、それにとても驚いた。 結構泣いた。 そこから義母は、私に八つ当たりする様になった。 父は庇ってくれたが、何の効果も無かった。 確か義母の八つ当たりが始まってから少し経った頃。私はよく妹の夢を見た。 夢で見た妹は幸せそうで、嬉しかったが、 最後には顔中血塗れになりながら私の事を 「おねえちゃん」 と連呼するのだ。 怖くて神社に行き、なけなしのお小遣いでお祓いをしてもらった。 お祓いが終わった後、神主さんに言われた。 「妹さんは、貴女をとても羨ましがっている」 また、 「そして、とても憎んでいる」 とも言われた。  神主さんから 「危険だから持っていなさい」 とお守りを貰った。 そのお守りを常に持ち歩けば、危険な事にはならないらしい。 今ではもう夢を見る事は殆ど無くなった。 でも、久しぶりに見ると必ず悪い事が起きる。 またあの夢を見ない事を願うばか

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