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中編

赤い服の女

匿名 2日前
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私が高校生の頃。 学校から家までがかなり遠いと言う事もあり、うちの母親がたまに学校まで車で迎えに来てくれていました。 その帰り道、他にも何本も家に帰るルートが有るにもかかわらず、ウチの母親は決まってとある交差点を通ってました、私がそこを通るのが大嫌いだと知っていながら。 そもそも、私は母親に対して 「迎えなんか必要ない、かえって迷惑だ!」と告げていました。 にもかかわらず、ウチの母親は相当な馬鹿なのか、それとも計算尽くしていたのか、しつこく迎えに来たがります。 一度、母親の言うことを無視して1人で勝手に帰りましたが、凄い剣幕で怒られました。 話は戻りますが、とある交差点。 何故に私は嫌だったかと言うと。 そこにはこの世の者では無い赤い服を着た女が立っていたんです。 切り裂かれた様な赤いドレスはまるで血の様な色をし、乱れた長い黒い髪は顔の半分を隠し、髪の間から覗かせる顔は漆喰の様に白く、その唇は生気を失い青白くなっり、何よりも恐ろしいのは、鋭く尖った目がこちらをずっと睨み、目があった瞬間、獲物を捕らえたかのように少し笑うのです。 そんな女が立っているにもかかわらず。 ウチの馬鹿母親ときたら、何度も何度もその交差点を通りました。 ある日、母親に 「母ちゃん、俺、ここの交差点通りたく無い」 と言いました。 「何でさ?」 「家に着いてから話す」 と言い、その女の前でその女の話をしたくなかったので、家まで我慢しようとしました。すると母親が、 「訳の分かんない事言ってんなら置いていくぞ」 と、訳の分からない事を言い出し、こんな所に置いて行かれたくもなかったので、その女の前でその女の話をせざるを得なくなり、母親に話すと 「馬鹿馬鹿しい、下らない事言って無いで勉強でもしてろ!」と吐き捨てる様に言われました。 その日の夜、兄貴が帰ってくるなり。 「おい、○○。お前厄介な奴連れて来やがったな!」 と私に話かけてきました。 ウチの兄貴も見える人だったので、ウチの中にその女が入り込んでる事に気づいたそうです。 『やっぱり着いてきちゃったか〜』 幽霊なりなんなりは、自分の存在に気づいてくれる人間を見つけると、嬉しいのか何なのか分かりませんが、着いてきます。 憑依とは違って、体を乗っ取るとかでは無いのですが、自分を認めてくれる人と一緒にいたいのでしょうね。 兄貴と2人で家の中に塩を巻き、人の形に切り取った紙(ひとがた)を燃や

後日談:

  • 数年後、テレビの本怖で、この赤い服の女と同じ様な幽霊の話が放送されていたので、私の他にも遭遇した人が居たんだなと思いました。 赤い色の幽霊はヤバイとの通説が有りますが、私が遭遇したこの幽霊は、私自体に危害を加える事は一切有りませんでしたが、母ちゃんと兄貴は少なからず実害が有った様です。笑

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  • そーですねー。
    しゆか
  • そーですねー。
    しゆか
  • 見た目の割には無害なんやな笑
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