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祭りの影
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冬の寒い夜、従妹の町で行われる廃病院見学に誘われた。従妹は町の小学校に通っていて、その学校の近くにある廃病院は子供たちの間で「出る」と噂されていた。見学には、もう一人、親戚の男の子も参加することになった。

病院の外観は、雪に覆われた屋根と、ひび割れた窓ガラスが不気味な雰囲気を醸し出していた。中に入ると、かすかな光が差し込む廊下があり、古い医療器具が散乱していた。

「ここ、ほんとに怖いところみたいだね」と男の子が言う。

「大丈夫、ただの廃墟だよ。幽霊なんているわけないじゃん」と従妹が笑った。だが、彼女の目は不安そうに揺れていた。

私たちは廊下を進み、何かがあるかもしれないと期待しながら、そっと声を潜めた。すると、突然、従妹が立ち止まり、廊下の奥を指差した。

「見て、あそこに何かいる!」

そこには、古びた人形が倒れていた。白く塗られた顔が暗闇に浮かび上がり、不気味な笑みを浮かべているように見えた。

「ただの人形だよ」と男の子が言ったが、従妹は顔を青ざめさせていた。すると、彼女は何かを数え始めた。

「一…二…」

私はその様子を見て、何かが不吉な予感を呼び起こすのを感じた。従妹の指が次々と人形を指し示す。「三…四…」

「何を数えてるの?」私は急いで聞いた。彼女は私に目を向けず、さらに続ける。「五…六…」

「やめて、もう数えないで!」思わず叫んでしまった。すると、彼女は一瞬驚いたように振り返り、私の顔を見た後、再び人形を見つめた。彼女の視線は硬直しているように見えた。

「七…」

その瞬間、廊下の奥からかすかな声が聞こえた。「数えないで…」

恐怖に駆られた私たちは、急いでその場を離れようとした。しかし、従妹は動かなかった。「もう一人、数えなきゃ…」

私たちの叫び声が響く中、従妹はその人形に向かって手を伸ばした。男の子が「やめて!」と叫ぶと、従妹は目を見開き、彼女の体が硬直した。

『どうして数えちゃいけないの?』

私は必死で彼女を引き戻そうとした。しかし、彼女はその場に立ち尽くしたまま、恐ろしい表情を浮かべていた。やがて、彼女の口から出た言葉は、私にとって恐怖の象徴となった。

「八…九…十…」

その声が響き渡った瞬間、廃病院の壁が揺れ、何かが目の前に現れた。数え終えたその時、何かが彼女を引き寄せようとした。私たちは全力で逃げ出したが、振り返ることはできなかった。

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はじめまして、よろしくお願いします。

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