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長編

鏡の前で…

匿名 2日前
怖い 89
怖くない 96
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。前にも見た状況に、俺は、帰りたくなった。 そんな俺の考えが分かっているかの様なMは、何枚かページを捲り、人差し指で開いた所をトントンと叩いた。 そこには[幽霊が見れる方法]と書いてあり、手順も事細かに書いてあった。 俺は、別に幽霊なんか見たくねぇよ、みたいな顔をMに向けた。 Mは、笑いながら「やるのは俺。お前は、見届け人。で、もし俺が変な風になったら…」そう言って、小さな紙を差し出して「そこに電話掛けてくれ。」と言われた。 紙切れには、○○寺と書かれ紫○という名前?と電話番号が書かれていた。 紙切れから目を反らし顔を上げMの顔を見た。イヤな気しかしない。何故、態々、寺の誰だか分かんない人の電話番号をMが持っているのか? Mは、何をしようとしているのか? 俺は、足りない頭で色んな事を考えたり、思ったりしながら、Mに止めよう。止めた方がいい。こんな頼み事までして、やらなくてもいいじゃないか?と、なんか怖かったのと訳分からん感情が入り交じって、Mを必死に止めていた。 それでもMは「お前、必死過ぎ~。」とか言って笑ってるだけだった。 そう…何を言ってもMは、やると決めた事はやるヤツだった。止めても無駄だと、心の何処かで半分諦めてた。 そんな思いを巡らせてた俺そっち退けで、Mは鼻唄を歌いながら、なにやら準備を始めた。 妹の部屋から、姿見のデカイ鏡を抱えて、Mの部屋の前に置いた。 次に、1階へ降りて行き、小皿に盛り塩を乗せて戻って来た。途中、仏間に寄ったらしく、ローソクもポケットから出した。 俺は、怖くて見てるだけだった。 手伝う気にもならなかった。 ただ、準備を着々と進めるMに「止めよう。」を繰り返し言ってた。 10時ぐらいになった時、Mは、準備を終えた。 緊張してるのか?怖いのか?兎に角、やたら喋りまくってた。 暫く、二人で飲み食いした後、早くしないと両親達が帰って来ると言い、Mは、姿見の鏡の前に立った。 Mの部屋のドアは開いている。 部屋からは、Mの左側に鏡が見えていた。 そして、血の気が引いた様なひきつった顔をした俺に向かい、親指を立てて笑ってから、鏡と向き合い…。 Mが、鏡の前である事をしてから、部屋の中を覗き込む様な姿勢で見ていた。 その時、何か凄く臭いにおいがした。 水が腐った様な…ヘドロの様な…兎に角、吐き気を催す程の異臭が部屋の中に充満し始めた。 Mを見ると、部屋の中

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  • その悪臭、低級霊・悪霊の類いが降霊したんですね。上級霊は芳しい良い香りが漂います。 降霊だなんて、無知な素人が決してやってはいけない危険な行為です。
    K
  • 続きください。
    こたくん
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