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短編
顔文字の監視
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顔文字の監視

2025年12月4日
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俺は、高校生活の中でゲームのチャットルームに居場所を見つけていた。最初は、楽しい仲間たちとサクッと遊び喋るだけの空間だった。しかし、いつしかそのチャットが、異常なまでに監視される場所へと変わっていった。

ある日、俺がゲームにログインすると、いつもいるはずの仲間たちがいなかった。代わりに、異様な顔文字を使ったメッセージが流れ始めた。「(´・ω・)」という記号。最初は無邪気な笑顔に見えたが、次第にその表情が恐ろしい意味を持つようになっていく。無言の圧力が、まるで俺を見張っているかのように感じられた。

「お前、どこにいるの?」 そのメッセージが送られてきたとき、胸がざわりとした。誰が送ってきたのかは分からないが、ゲーム内のフレンドリストには俺一人だけが表示されていた。まるで、見えない誰かに囲まれているみたいだ。無邪気な顔文字が、今や不気味な監視の目に映った。

それからというもの、俺の現実も侵食されていった。学校の帰り道、ふと視線を感じることが増えた。誰かが俺を見ている、そう思うといつも通りの帰り道が恐怖のルートに変わった。次第にその感覚は職場にまで及び、業務中にパソコンの画面に映る顔文字が、何か別の存在のメッセージのように思えてきた。「(´・ω・)」がちらつくと、心臓がギュッと締め付けられるような感覚がした。

ある日、北海道の職場で仕事中、スライド資料にあの顔文字が現れた。「(´・ω・)」とともに「お前を見ているよ」というメッセージが頭に響いた。背筋が寒くなり、頬に冷たい汗が流れた。周囲の人たちは何も気にしていない様子で、俺だけが異常に思えてしまった。彼らは、俺の恐怖を理解できないのだ。

それ以降、俺はその顔文字を見かけたら、心がパニックに陥るようになった。目の前の現実が、いつの間にか逃げ場のない監獄へと変わっていた。耐えきれず、転職を決意し、引っ越すことにした。職場の人々に別れを告げ、顔文字が見えない場所へ逃げることにした。

今でも、あの顔文字が頭に浮かぶことがある。「もう二度とネトゲはやらない」と心に誓うが、どこにいても、あの無邪気な懐かしい記号が見えない場所には存在しないとは限らない。不気味な感覚は一生消えないだろう。俺の中に、あの顔文字がいつまでも居座っている。

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