
長編
禍垂 コピペ
匿名 12時間前
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言葉を発する者しか認識出来ないらしい。
そうする事で、意識的に俺を探し続けるUの意識から一晩時間をかけて俺を消し、俺はもういないと誤認させ、Uの中の俺を消し、縁を無くしてしまおうという事でした。
T「つまり、俺達が絶えずに喋り続ければいいだけ?」
M「なら楽勝じゃね?」
Hさん「確かに喋り続けるだけですが、恐らくUさんから妨害はあると思います。
どんな物かはわかりませんし、気を引き締めて下さい」
妨害って……
緊張しながらHさん宅で早めに夕食を頂き、皆お風呂に入り体を清め、一晩を過ごす部屋に入りました。
何て事はない普通の部屋でした。四方、天井、畳みの下のお札さえ無ければ……
皆一言も喋らずに夜を待ち、指定された時間を待ちました。
Hさんが指定した時間は7時。
それまではUを家には入れないようにするし、Hさんもいるようですが、7時が来たらHさんは家を出て、Uを家に招きいれなけばならない。
極力部外者がいる事を避け、意識を完全にそらさなければならないみたいだった。
そして指定された7時が来ました。
元々馬鹿の代表みたいな3人でしたし、Hさんから出された普段飲めない日本酒に皆大はしゃぎ、しかし俺は万が一を考え、酒はおろか何一つ口にしてはいけないという辛い一晩でした。
ですが、相槌を打つだけでも以外と時間が経つのは早く、あっという間に11時に差し掛かろうとしていました。
妨害も無くこのまま何事無く一晩過ぎて欲しかったのですが、そうは行きませんでした…。
そして時刻が11時を回った辺りで、ついにUの妨害が始まりました。
最初に聞こえたのは、廊下を歩く足音。等間隔でペタッ…ペタッという足音でした。
皆すぐに気付き一瞬静まりかえりましたが、絶えずという言葉を思い出し、また大声で騒ぎ始めました。
その後は、ラップ音?みたいにバキッカチッと部屋中から音が鳴り始めました。
ですが、そこは馬鹿3人です。恐怖より負けられるかと馬鹿な考えが勝ったのか、今まで以上に騒ぎ始めました。
特にTの騒ぎっぷりは半端じゃなく、恐怖より頼もしさを覚えました。
そして、妨害にも負けず必死に騒ぎ続け2時に差し掛かった時に、最後の妨害が始まりました。
部屋中からさっきの音とは比べられない位、まるで思い切り壁を殴り付けるようにガンガン音が鳴り出し、
あの嗽のようなゴロゴロの声で嗽「アァ…アァ…ガガ」と叫んでいるのです。
流石に馬鹿3人もこれには
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- 中卒は中卒でも一応高校には三ヶ月程通ってはいましたよ、意味はあまりありませんが。 本当に頭の悪い10代の思い出ですね、ですが今考えるとかけがえのない思い出でもありますね。本人
- 中卒は中卒でも一応高校には三ヶ月程通ってはいましたよ、意味はあまりありませんが。 本当に頭の悪い10代の思い出ですね、ですが今考えるとかけがえのない思い出でもありますね。本人
- 胃下垂ですが大丈夫でしょうかまー
- 「ネタであってくれ」と思わせる、本当に怖い話だ…ボトムズヲタク
- 関係ないけど、農林水産省って必殺技みたいな響きだよね。レモン100個分のレモン
- Tも木の上にいるの見ちゃったよね? 大丈夫なのかな?陸奥
- こんな恐ろしい事が現代でも現実にあるんですね…K