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長編

ざん ざん ざん

匿名 3日前
怖い 1,070
怖くない 930
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した。私はほっとしたことと心底疲れていたことで、いつの間にか眠ってしまっていました。 それから、私はその音を聞くのが嫌で昼間に寝たり、早く寝過ぎるのを避けるようになりました。 寝る前にもちゃんとトイレに行ったりと、子供ながらにいろいろ考え、その成果か、それ以来変な音を聞くことはありませんでした。 それから、数ヶ月、もしかしたら半年近く経っていたかもしれません。 音のことも少しづつですが、ただの自分の勘違いだったのかもしれないと思い始めていた頃です。 布団で眠りについていた私は、家の中の騒がしい音と話し声に目を覚ましました。 その歳の頃の私は時計を読むのがあまり得意ではありませんでしたが、真夜中と言って良いような時間だったと思います。 階段を降りて一階の茶の間に入ると、父と母が服を着替えてばたばたと身支度をしていました。 その時はちゃんと話しをされてもいなかったし、よく理解してはいなかったのですが、 あとに聞いた話では病院に入院していた祖父の容態が急に悪くなり、母と父が病院にかけつけることになったということでした。 「お母さん朝までには帰ってくるから、怖いと思うけどお姉ちゃんとお留守番お願いね。ちゃんと寝るのよ。」 ちょうどその時、眠そうな顔の姉が部屋から出てきました。 母は姉に近づいて何か話して、そのあとすぐに 「いってくるからね、おやすみなさい」 そう言って父と二人で出て行ってしまいました。 私と姉は玄関の中でガラス戸に映る車のバックライトを見送り、それぞれ部屋に戻ることにしました。 「あんたも早く寝るのよ」 私は一瞬あの音のことが頭をよぎって姉と一緒に寝ようかと思いましたが、私と姉はおせじにも仲が良い姉妹とは言えず、結局、私はぶっきらぼうに返事をしてさっさと階段を上がりました。 「わかってるよ!おやすみ」 下で姉のぶつくさ文句を言う声が聞こえましたが、気にせず部屋に入り戸を閉めました。 いつも私と両親の寝る部屋には廊下側が見える小窓があり、夜寝る時は廊下の電気をつけ、部屋の電気は全部消してしまうことになっていました。 そうすると、そのガラス窓から廊下の電気が漏れて、いい感じの暗さになるのです。 私はいつも通り電気を消して、急いで布団に入りました。 姉もすぐ部屋に戻って眠ってしまったようで、家の中はしんと静まり返っています。 私は少し怖くなってきて、早く眠ろうと、目を閉じて数を数え始めました。 眠れない時

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  • 前世で戦争した仇やったんやろなあ
    真実を知る者
  • カケルさん 私は酷い母親だと思いませんよ。 夜中に、お父様の容態が急変… 病院の空気もそれ相応だったと思います。 しかも夜中ですし。 連れて行かなくて良い環境にあるなら 私も投稿者様の両親と同じく選択をしていたと 思います。 大人の監督の必要な子供、幼児なら 分かりますが、投稿者様は文面から 見て取れる、お利口でしっかりしている子供で お姉さんも家にはおられた。 家でのお留守番をお願いして 大人だけで病院に行く選択も有りなのでは ないかな?と思います。 ただ、投稿者様におかれましては そのような能力もお持ちであった事で とても怖い想いをされた事、 体に傷まで負われているので 考えただけでも心が痛みます。
    ママちゃん
  • 母親に聴いてみては?
    環七
  • ひどい母親だな 祖父の容体が悪くなって… なんて どこの家でも数回はある事 まだ幼い子供達だけ残して 病院へ駆けつけるなんて 非常識にも程がある お話は怖かったです 読みやすかった
    カケル
  • 実話ですか?
    匿名
  • お母さんなんか知ってるやろ(´△`) 聞いてみたら?
    イリミナ
  • 恐ろしい体験ですね。これに似たようなアニメありましたけどまさか現実で起こるとは
    ぼんばー50
  • 大人は何か知ってるはず。マジで怖い!
    匿名
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