
先日、私の友人から不気味な相談を受けた。
彼女は冬の夜、二人目の子どもを出産したばかりだった。夜泣きが始まった赤ちゃんをあやすため、夜中に目をこすりながら部屋を歩き回ることが日常になっていた。
その時、時折赤ちゃんの顔が変わって見えることがあると言う。生後間もないその子を抱き上げ、トントンと背中を叩きながら、ふと赤ちゃんの顔を見ると、目と口が真っ黒な穴のように見えることがあるのだ。
驚いて目をこらすと、すぐに元に戻ってしまう。寝不足が影響しているのか、あるいは産後の精神的な不調なのか、彼女は悩んでいた。
夫は心配して、育休を取り、友人が少しでも休めるように協力してくれた。育児の負担は軽減されたが、赤ちゃんの顔が穴ぼこに見える現象は続いていた。
あーんあーんと泣く赤ちゃんの顔が黒い穴に見える。まるでその穴が、彼女をじっと見つめているかのようだった。最近は夜だけでなく、昼間でもその目が黒く見えることがあった。
恐怖に駆られ、彼女は自分の子どもの顔を見るのが嫌になり始めた。私は心配して、病院に行くよう勧めた。夫にも連絡を取り、「彼女が心配しているから、病院へ行くことを考えているか?」と聞いてみた。
すると、彼から返信があった。「心配してくれてありがとう。様子を見て病院に行くかもしれない。でも、最近は俺も気になってきた。赤ちゃんの顔が穴ぼこに見えるなんておかしいよな。」
「え…?君も赤ちゃんの顔が穴ぼこに見えるの?」
「そうなんだ。あいつから話を聞いたけど、突然△△(彼女の1人目の子ども)が『ママの顔、穴が空いてる』って言い出して、俺も驚いてる。変な話でごめん。」
その言葉を聞いて、私は背筋が凍った。果たして、穴ぼこになっているのは赤ちゃんなのか、彼女なのか、あるいはその家族全員なのか。果たしてそれは、本当に“見間違い”なのだろうか?
この田舎の一軒家で、何が起こっているのか、気味が悪くてたまらなかった。
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