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仮母女(かもめ)
長編

仮母女(かもめ)

匿名 14分前
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ような過酷で悲しすぎる労働だ。 だが、悲惨さは更に加速する。 ある年、カモに情が移った男が、カモと駆け落ちしたり、また子供に情が移ったカモが子供をさらって逃げるという事件が続発したのだ。 地主は困った挙げ句、ある恐ろしい方法を思い付く。 ―――仮母女の目を潰したのだ。 カモが寝ている隙に、もしくは薬で気を失わせて、その間にカモの目を刃物で刺して、潰した。 目に傷を負ったカモの顔は、情が移らないほど醜くなった。 目が見えなくなったカモは、子供をさらって逃げるような真似は到底できなくなった。 醜い顔のカモと事を為すのは、男が苦労するため、それ以来ほとんどの男が、自分の嫁をカモ部屋に連れ込み、嫁に協力してもらいながら3人で事を為したという。 ときには、カモの醜悪さを際立たせるため、無理矢理全ての歯を抜いたりもした。 既にこの頃からみんな狂い出していたのかもしれない…。 カモの目を潰すようになってから、2年ほどして村に異変が起こった。 今までカモが生んできた子供たちが、みな一斉に狂いだしたのだ。 目は焦点が定まらず、よだれを垂れ流し、 「ぎょえーー!ぶふふふー…!」 と奇声を発しだしたのだ。また一部の子供は、瞳が白く濁り、視力を失う者もいたという。 カモ以外から生まれた子供には何の異常も見受けられなかったため、「これはカモに原因があるのでは」という噂が立ち、またカモ離れが起きだした。 焦った地主は、有名な医者を呼んだり、祈祷師を呼んだり八方手を尽くしたが、一向に原因が分からない。 そんなある日、噂を聞き付けた某寺のお坊様がやってきた。 お坊様は旅館のカモ部屋に集められた、目の潰された女たち(当時6人)を一目見るなり、 「なんと…むごいことを…。」 と言葉を失った。 そして地主に向き直り、カッと厳しく睨むと、こう言った。 「この地には、お腹を痛めて生んだ愛する我が子を、一目も拝むことなく亡くなってしまった母の強い怨念が張りついておる。  このような人外のものが行うような商売は、今日これ限りにしないと、その内この土地の人間全ての気が狂ってしまいますぞ。」 それを聞いた地主は非常に焦った。 地主の一族もこの土地にたくさん住んでいるからだ。 「分かりました、お寺様。  仮母女業は今日限り二度と行いません。  それで、おかしくなった子供たちは治るのでしょうか?」 震えた声で尋ねる地主に、お坊様は首を振りながら答えた。 「残念ながら

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  • 面白かった!
    菊島梨瑚
  • いや旅館は責任ないでしょ。
    サングラス
  • 3人で事をなすのところで不覚にも
    そぷ
  • 旅館に責任があるわこれ、警察に言っていいレベルだよ。
    いかん
  • 洋子さんどこ?
    まりりん
  • おもろないな
    ガスライティング
  • けっこうおもしろかった。
    りょーた
  • 自業自得としか言いようがないな
  • 前もこの話見たことあるけど前見た時はもっと長かったような?
    あー
  • なかなか怖かったですが。。。 水晶はそんなに高くありません。
    vicky
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