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友達の妹④(高校生になった妹)

高3になったとき、新入生の入学式では2・3年の一部の生徒が手伝いのために登校するが、俺も係のためにきた。
入学式が始まると係の生徒は隅の目立たないところに移動し入学式の様子を見ることができる。
そして初々しい新入生が入場してきた。
そして、新1年の担任の先生たちが新入生の名前を全員読み上げる。
俺は知っている子がいないか聞いていたが、そのなかに友達の妹の名前があった。
同姓同名の可能性もあるが、友達がこの高校なら妹も同じ可能性は十分にあった。
新入生が会場の体育館から戻るとき、妹がいないか探してみたが人数が多い上に皆同じような制服姿のため分からなかった。
そのあとは体育館の片付けなどがあり、俺たちが帰る頃には新入生はもう帰っている時間だった。
新入生の昇降口に行くと、そこにはロッカーに各クラス毎の名簿が貼ってあった。
そして、探していくうちに1年3組の名簿のなかにその名前を見つけた。
「○○ 紗季」(仮名)
まさしく友達の妹と同じ字であった。
翌日、休み時間に1年3組の教室に行き友達の妹である紗季を探してみた。
すると確かにいた!顔や体はだいぶ成長したが、新しい友達と話している彼女をみて、可愛らしい笑顔に長い髪など、友達の妹に間違いなかった。
そして、俺はどうやって紗季に近づくか考えていた。
紗季の兄とはほとんど付き合いがないし、妹に近づくのが目的なら尚更頼りにくい。
そこで俺は、紗季が自転車で通学していることを知り、通学路なら途中までほとんど道が一緒だし近づくチャンスだと考えた。
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