
あまり思い出したくないのですが、私が体験した話を書きます。
先にお断りしておきますが、これは幽霊や心霊体験のお話ではないのでご了承ください。
長文ですが、どうかお付き合い願います。
4年前、ハタチの私(仮にアヤとします)がアルバイトをしていた頃の話です。
その美容院で、ひとりの男性(仮にタケシとします)が髪の毛の手入れにやってきました。
タケシは私よりも17歳も年上でしたが、見た目は若々しい印象で、最初は「30歳くらいかな?」と思っていました。
タケシと話すようになったきっかけは、私の同僚がタケシの友人(その人も美容師)に一目惚れし、仲良くなったことでした。
そこでタケシが私に好意を持っているという話になり、飲みに誘われました。
私は年齢差に抵抗があり、最初は断ろうとしましたが、同僚に「アヤが来ないとタケシが機嫌を損ねる」と頼まれ、仕方なく一度だけ参加することにしました。
話してみると、タケシは優しそうで気さくな男でした。
最初はたわいのない話で盛り上がりましたが、お酒が進むにつれてタケシからの質問攻撃が始まりました。
「アヤちゃんは彼氏いないの?」
「アヤちゃんはどこで遊んでるの?」
「アヤちゃん、お酒は何が好き?」
「アヤちゃん、今まで何人と付き合ったの?」
アヤちゃん、アヤちゃん、アヤちゃん…
私はうんざりし、他の人と話をするふりをしていました。
同僚が酔い潰れて眠った頃、私はチャンスだと思い、早々にその場を後にしました。
その日は何事もなく終わりましたが、次の日、仕事が休みで自宅でくつろいでいると、携帯にメールが届いていました。
タケシからでした。
「昨日は〇〇ちゃん(同僚の名前)大丈夫だったの?」
私は一瞬、訳が分からなくなりました。
だって、昨日はタケシと連絡先を交換した覚えが全く無かったからです。
少し混乱していると、タケシはこう言いました。
「いやぁゴメン、昨日アヤちゃんがトイレに行っている間に、周りが『今のうちに連絡先ゲットしよう』って囃し立てちゃってさ。俺もその場のノリでやっちゃったんだ。」
なんとタケシは私がいない間に周りの人から私の連絡先を勝手に取り、メールを送っていたのです。
私は不快感を覚えましたが、彼が何度も謝るので「じゃあ、ただの友達ということで。」と許してしまいました。
その後は心配したほど頻繁にメールは来ず、安心していましたが、ある日突然、仕事が終わったら話があるから会いたいとメールが届きました。
後日談:
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