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長編
コピペ サーファーの死 稲川淳二
匿名
コピペ サーファーの死 稲川淳二
長編

コピペ サーファーの死 稲川淳二

匿名
2016年7月11日
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私の友人に、お坊さんがいるんですよ。

若いんですがね。

家が代々お坊さんですから、まぁ、若旦那なんですよね。

で、この人、趣味がサーフィンなんですよ。

お坊さんには見えない若者なんですが、夏になると、仲間とつるんで、波乗りに行くんだそうです。

その夏もね、朝早く四人で集まって、板を車の上に乗っけてね、海に向かったそうです。

途中、腹が減ったから、昼をね、早飯にしようってことで、適当な道路沿いのレストランに車を停めて、入ったんです。

「いらっしゃいませ」って店の女の子がきて、トン、トン、トンと水を置いていったんですね

だけど、三つしか置いていかない。

一人、友達の分が足りないんで、「お姉さん、水もう一つね!」って、言ったら、「は~い!」って言って、持ってきた。

注文、何にしようか?って、相談したんですが、みんな、早く海に入りたいですからね、別々に頼むより、みんな同じの方が早いって言うんで、

「お姉さん、全員、カレー下さい!」って、注文したそうです。

しばらくして、カレーがきたんですが、さっき、水がこなかった彼の前だけ、カレーがない…

カレーは、三つしかこなかったんです。

で、「お姉さん、カレー一つ足りないよ」って、言ったら、「あ、すみませ~ん、すぐに、お持ちします」って言う。

カレーはすぐに届いたんですが、彼女が置いていくときね、何とも、不思議そうな顔をしていたそうです。

でも、みんな気分は盛り上がっていましたからね、「お前、完全に影が薄いな、水もこないし、カレーもこないし!」って、みんなで笑ったそうですよ。

さて、食べ終えて、現地に着いてね、それ!って、板を持って、海に入っていった。

しばらく各々サーフィンを楽しんで、で、あがって来たら、三人なんですね。

例のカレーがこなかった彼があがって来ない…「おい、あいつどうした?」って聞いたら、

「いや、知んない、先にあがったか?」とか言ってね、ま、いいか…って、一休みしたら、みんな、また海に入った。

そうこうしているうちに、陽もだんだんと陰ってきたから、みんな海からあがってきたけど、例の彼がいない。

「おい、あいつ、どうした?…さっきから、姿みえないけど…」

「さぁな…でも、あいつのことだから、ナンパしてるんじゃないの?」

するともう一人が、「そうだな、あいつ、結構もてるし、女好きだからな」とか言う。

今夜の宿の場所はみんな知ってるんで、じゃ、先に帰って、休もう、って事になった……

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