学生の頃に体験した事だ 我輩は兄がいる。 その兄と時々近所の銭湯に行った。 ある夏のこと兄に誘われて、そこのスチームサウナを利用した。そこを利用したのは、その時が初めてだった、ところが、兄はサウナに入るとすぐにトイレに行くと言い出し、私一人そのサウナにいた。兄が出て数分経った時、5歳くらいの少年とその父親が入ってきた、子供の方は少し不思議そうな顔をしてキョロキョロあたりを見ていた、初めはそこまで気にならなかったけど、だんだんとその子供の挙動を変に感じた、私は兄が帰らない事を不思議に思いそのサウナを出た、兄は湯に浸かっていた、私を見るなり、あがろうと言った まだ身体を洗ってないから、あがりたくないと言ったが兄は私の手を引いて早くあがろうとした、私は仕方がないからあがることにした、兄はおとなしくて、おっとりした性格なのでその日の出来事を不思議に感じながら1週間が経過した。 そして私は兄に銭湯に行こうと言った。しかし、兄は断った、私は銭湯好きな兄が断ったことを不思議に思い、どうしてか尋ねた、兄は重そうに口を開いた　　　　　　 先週銭湯のスチームサウナに入った時、そこの部屋の端にロン毛の男を見た、その男を見た瞬間にこれはこの世のものでないと感じた、その男は俺にが霊感があることを悟るとすぐに俺はここにいてはいけない早く出なければと思いすぐに出た、お前(スレ主)に申し訳なく思う、 と兄は言った俺は理解するのに時間かかったそして俺を置いて出て行った兄が少し嫌になったがその銭湯にいたロン毛の男のことが俺の注意を引いた、次の日俺は親友のKにこのことを話した、Kはその銭湯の霊のことに詳しく、Kいわくその霊は10年前にそのサウナで変死した岩井という20代の男だと言った、なぜ死んだかどのように死んだかわからないが、その男が死んでからそこのサウナはスチームサウナに変わったのだと言う。