
中編
扉
匿名 2日前
chat_bubble 0
1,169 views
な声で私に訴えかけてくるいとこに
私も怖くて泣いている子犬みたいな声になってしまいます。
ゆっくりと1歩ずつ階段を登って行ってましたが
途中まで来た途端、
また音が止みました。
私といことは無言になり、私は静かになった階段をさっきより1歩、また1歩と早めにのぼり始めました。
5、6歩くらい進んだ時でしょうか
またドアの開け閉めがいきなり聞こえてきました。
さっきよりも大きな音でしっかりと聞こえてきたため、
私はびっくりと恐怖で一気に階段をかけおりてしまいました。
いとこチャン
「やばいよ!絶対に開け閉め繰り返してるドア1番階段に近い部屋だよね!??」
私は大した距離でもないのに息を切らしながらいとこチャンに返事をしました。
私
「た、多分!見えたの!??」
いとこチャン
「少し懐中電灯で見えたんだけど手前の、1番階段に近い部屋開いてた気がする。
大丈夫?ちょっと水飲みな?」
私はそのままキッチンへ行って水を飲み、呼吸を落ち着かせた。
いとこチャン
「ねぇねぇ、確かあの部屋ってさ、おばあちゃんの部屋だよね?」
━━━━━━━━━━━━━━━
その後は2階へ確認しに行くことを諦めて
1階のリビングで私はうずくまって朝を迎えました。
いとこにはずっとビデオ電話で繋がっていて欲しかったのですが
翌日仕事ということいとこはその後すぐに寝ました。
おばあちゃんはその2週間後、他界しました。
お し ま い
この怖い話はどうでしたか?
chat_bubble コメント(0件)
コメントはまだありません。