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長編

ヒッチハイク

匿名 2016年9月18日
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早くね~」と母。俺達はキャンピングカーの横を通り、森に入って逃げようとした その時、キャンピングカーの後部の窓に、異様におでこが突出し、両目の位置が 異様に低く、両手もパンパンに膨れ上がった容姿をしたモノが、バン!と顔と両手 を貼り付けて叫んだ。 「マーマ!!」 もはや限界だった。俺達は脱兎の如く森へと逃げ込んだ。 後方で、父と母が何か叫んでいたが、気にする余裕などなかった。 「ヤバイヤバイヤバイ」とカズヤは呟きながら森の中を走っている。 お互い、何度も転んだ。 とにかく下って県道に出よう、 と小さなペンライト片手にがむしゃらに森を下へ下へと走っていった。 考えが甘かった。 小川のあった広場からも、町の明かりは近くに見えた気がしたのだが、 1時間ほど激走しても、一向に明かりが見えてこない。 完全に道に迷ったのだ。 心臓と手足が根をあげ、俺達はその場にへたり込んだ。 「あのホラー一家、追ってくると思うか?」とカズヤ。 「俺達を食うわけでもなしに、そこは追ってこないだろ。映画じゃあるまいし。 ただの少しおかしい変人一家だろう。 最後に見たヤツは、ちょっとチビりそうになったけど…」 「荷物…どうするか」 「幸い、金と携帯は身につけてたしな…服は、残念だけど諦めるか」 「マジハンパねぇw」 「はははw」 俺達は精神も極限状態にあったのか、なぜかおかしさがこみ上げてきた。 ひとしきり爆笑した後、森独特のむせ返る様な濃い匂いと、 周囲が一切見えない暗闇に、現実に戻された。 変態一家から逃げたのは良いが、ここで遭難しては話にならない。 樹海じゃあるまいし、まず遭難はしないだろうが、 万が一の事も頭に思い浮かんだ。 「朝まで待った方が良くないか?さっきのババァじゃないけど、 熊まではいかなくとも、野犬とかいたらな…」 俺は一刻も早く下りたかったが、真っ暗闇の中をがむしゃらに進んで、 さっきの川原に戻っても恐ろしいので、腰を下ろせそうな倒れた古木に座り、 休憩する事にした。 一時はお互いあーだこーだと喋っていたが、極端なストレスと疲労の為か、 お互いにうつらうつらと意識が飛ぶようになってきた。 ハッ、と目が覚めた。 反射的に携帯を見る。午前4時。辺りはうっすらと明るくなって来ている。 横を見ると、カズヤがいない。一瞬パニックになったら、 俺の真後ろにカズヤは立っていた。 「何やってるんだ?」と聞

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  • 同じ話し載せる人 いるよね
    まい
  • 風景や登場人物や状況が想像出来て、かなり怖かったです。寝れなくなりました。
    びびり
  • 私この話コピペで読んで一番怖いと思いました。
  • これを見たら、ヤバイほど、怖い話でした。
    斜め
  • 真夏の山の中で蚊や虫がいるのに寝れるわけがない。実際、コンビニの駐車場で車中泊した事あるが暑くて少し窓開けただけで蚊が5匹くらい入って酷いものだったのに山の中とか地獄だろ。あとコンビニのトイレでミッキーのテーマどころか口笛吹いてる奴と遭遇した事さえ無いわ。
    やたら長い
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