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長編

ヒッチハイク

匿名 3日前
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怖くない 654
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そう止まってくれるものではなかった。 1時間ほど粘ったが、一向に止まってくれない。 昼より夜の方が止まってくれやすいんだろう、等と話していると、 ようやく開始から1時間半後に最初の車が止まってくれた。 同じ市内までだったが、南下するので距離を稼いだのは稼いだ。 距離が短くても、嬉しいものだ。 夜の方が止まってくれやすいのでは?と言う想像は意外に当たりだった。 1番多かったのが、長距離トラックだ。 距離も稼げるし、まず悪い人はいないし、かなり効率が良かった。 3日目にもなると、俺達は慣れたもので、 長距離トラックのお兄さん用にはタバコ等のお土産、 普通車の一般人には飴玉等のお土産、と勝手に決め、 コンビニで事前に買っていた。 特にタバコは喜ばれた。普通車に乗った時も、喋り好きなカズヤのおかげで、 常に車内は笑いに満ちていた。 女の子2~3人組の車もあったが、正直、良い思いは何度かしたものだった。 4日目には本州に到達していた。コツがつかめてきた俺達は、 その土地の名物に舌鼓を打ったり、一期一会の出会いを楽しんだりと 余裕も出てきていた。 銭湯を見つけなるべく毎日風呂には入り、 宿泊も2日に1度ネカフェに泊まると決め、経費を節約していた。 ご好意で、ドライバーの家に泊めてもらう事もあり、 その時は本当にありがたかった。 しかし、2人共々に生涯トラウマになるであろう恐怖の体験が、出発から約2週間後、 甲信地方の山深い田舎で起こったのだった。 「おっ♪ おっ♪ おま○こ おま○こ 舐めたいなっ♪ ペロペロ~ ペロペロ~」 男友達だけの集まりになると、いつもカズヤは卑猥な歌を歌いだす。 その夜もカズヤは歌いだした。 その日の夜は、2時間前に寂れた国道沿いのコンビニで降ろしてもらって以来、 中々車が止まらず、それに加えてあまりの蒸し暑さに俺達はグロッキー状態 だった。 暑さと疲労の為か、俺達は変なテンションになっていた。 「こんな田舎のコンビニに降ろされたんじゃ、たまったもんじゃないよな。 これなら、さっきの人の家に無理言って泊めてもらえば良かったかなぁ?」 とカズヤ。 確かに先ほどのドライバーは、このコンビニから車で10分程行った所に 家があるらしい。 しかし、どこの家かも分かるはずもなく、言っても仕方が無い事だった。 時刻は深夜12時を少し過ぎた所だった。 俺たちは30分交代で、車に手を上げるヤツ、コ

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  • 同じ話し載せる人 いるよね
    まい
  • 風景や登場人物や状況が想像出来て、かなり怖かったです。寝れなくなりました。
    びびり
  • 私この話コピペで読んで一番怖いと思いました。
  • これを見たら、ヤバイほど、怖い話でした。
    斜め
  • 真夏の山の中で蚊や虫がいるのに寝れるわけがない。実際、コンビニの駐車場で車中泊した事あるが暑くて少し窓開けただけで蚊が5匹くらい入って酷いものだったのに山の中とか地獄だろ。あとコンビニのトイレでミッキーのテーマどころか口笛吹いてる奴と遭遇した事さえ無いわ。
    やたら長い
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