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中編

もう1人の「叔母さん」

匿名 2日前
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を伝えると祖母と叔父は一瞬悲しそうな表情を出しながらもそれはご先祖様だからと言っていました。 その日の夜に不思議な夢を見ていました。 「あんた顔は可愛いけど、胸が無いわね。幸姉より無いわね。…でも、根性でここまで変わるとは凄いわ。心を汚されたら貴女を苛めたブス共と同じよ。優しい娘のままでいなさいね。笑ってごめんね。…少し痩せ過ぎだけどご飯は食べなさいね。」 私の胸をふざけて揉みながら女性は優しく微笑み頭を撫でてくれながら優しい言葉をのこしてくれた。 この人に逢うのは2回目でした。 8歳の夏休みに広間で遊ぶ私に優しく笑いかけてくれた女性だった。 次の日に祖母とお菓子を食べながら一晩に訪れた不思議な夢のお話をしました。 そして、祖母はポツリと白い着物の女性について教えてくれました。 「それは栞の叔母ちゃんだよ。お母さんの妹だよ。…じいちゃんが亡くなった時に一緒に逝ってしまった子だ。…狸を庇って命を落とすような人だったから…あの子もそっくりの優しい子だから神様が気に入って連れていったのかね。」 …母方祖父が事故死をした時に祖母のお腹には小さな命がいた。 けれども…産まれてこれなかった。 大好きだった祖父を亡くした祖母は…。 私はいつの間にか泣いていた。 「ばあちゃん、叔母ちゃんって呼んだら喜んでくれるかな?」 「きっと喜ぶよ。良いかい?水子も1人の人間として育つのよ。産まれてこれなくても1人の命だよ。」 祖母は優しく微笑みながら私の頭を撫でてくれた。 「叔母ちゃん」 夢の中で呼ぶと白い着物の女性は優しく笑ってくれた。 「産まれてこれなくても、ずっとこの家にいたのよ。お兄ちゃんやお姉ちゃんが大好きだから。勿論、栞の事もね。忘れないで、私は貴女の叔母ちゃんで貴女は私の大切な姪っ子だよ。甥っ子も姪っ子も皆可愛くて良い子達だよ。ずっと見守っているからね。」 優しく笑い叔母は頭を撫でてくれた。

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