本当にあった怖い話

怖い話の投稿サイト。自由に投稿やコメントができます。

新着 長編
社会の影
社会の影
新着 長編

社会の影

12時間前
怖い 2
怖くない 0
chat_bubble 0
99 views

ピンポーン!

「宅配便でーす。サインをお願いしまーす!」

玄関から聞こえる配達員の声で、僕は目を覚ました。

時計を見ると…12時半。冬の昼間、厚い雲に覆われた空が広がる。

布団から這い出た僕は、散乱したゴミを避けながら玄関へと向かう。

「お疲れさまです。こちらにサインをお願いします。」

「ああ、はい。」

僕は重い手を動かして、配達員が差し出すタブレットにサインをした。

「ありがとうございました!」

配達員は玄関から去り、僕はその場に残された小包を開ける。

…中には、奇妙な書類が入っていた。

『⚪︎⚪︎様。貴殿は新しく制定された【社会適合者管理法】の対象に認定されました。おめでとうございます。』

【社会適合者管理法】?

確かに僕の名前は⚪︎⚪︎だけれども…。

そういえば、最近そんな法律ができたとニュースで見たような気がする。

まあ、関係ないか。

書類を読み終えないまま、僕はそれを丸めてゴミ箱にポイと捨てた。

次の日、会社で。

同僚の佐藤が僕に声をかけてくる。

「ねえ、⚪︎⚪︎君。昨日の会議資料、提出した?」

「あ、やばい。また忘れてた。」

「もう! それじゃダメだよ!」

「すぐ出すから、大丈夫。」

「⚪︎⚪︎君が遅れるの、これで何回目だと思ってる?」

…? 何でそんなこと知ってるんだ?

「…どうして回数まで?」

「だって、上司の田中さんが言ってたから。」

…あのクソ上司が。

僕は小さくため息をつき、苦虫を潰したような顔をした。

…会社からの帰り道、僕は気晴らしに飲みに出た。

馴染みの居酒屋で熱燗を一口。

「お会計お願い!」

「はい、3500円になります。」

「はい、どうぞ。」

「⚪︎⚪︎さん、また来てくれたね。」

「そうだね、あんまり飲み過ぎないようにしてるよ。」

「でも、先週もここで4000円ほど飲んでたよ?」

「…は?」

「一週間前も、別の店で3500円飲んでたでしょ。気をつけないと。」

…何を言ってる、なんでそんなことが分かるんだ?

「うるせえ! もう来ない!」

僕は捨て台詞を吐いて、店を飛び出した。

…気分が悪い。

…数日後。

かつての同僚から電話がかかってきた。

『⚪︎⚪︎、君は今の職場で浮いてるらしいね。新しい仕事を紹介しようか?』

「は?」

『また明日、連絡するから。よろしくな。』

電話が切れる。

次の日、彼からまた電話が。

『新しい職場に君の名前を伝えておいたから、早く辞めた方がいいよ。』

「いや、そんな簡単には…」

『何を言ってるんだ。もう辞めないのか?』

「話が急すぎるんだよ…」

1 / 2

後日談:

後日談はまだありません。

アバター 001_001

はじめまして、よろしくお願いします。

投稿数 2
怖い評価 0
閲覧数 0

この怖い話はどうでしたか?

f X LINE

chat_bubble コメント(0件)

コメントはまだありません。

0/500

利用規約をよく読んで、同意の上でコメントしてください。

・連続コメントは禁止しておりますが、新規登録・ログインすることで、連続コメントも可能となります。

お客様の端末情報

IP:::ffff:172.30.0.247

端末:Mozilla/5.0 AppleWebKit/537.36 (KHTML, like Gecko; compatible; ClaudeBot/1.0; +claudebot@anthropic.com)

※ 不適切な投稿の抑止・対応のために記録される場合があります。

label 話題のタグ

search

【参加型】投稿企画・タイアップ企画

  • 心霊スポット
  • 意味怖
  • 禍禍女

一息で読める短い怪談

読み込み中...

じっくり染み込む中編怪談

読み込み中...

深夜に読むと戻れなくなる長編怪談

読み込み中...