
中編
変な看板
匿名 3日前
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工事〜(読めないけど何かの字。漢字?)って書いてある)があって、どうやら俺達の来た場所は本来入っちゃ行けなかったらしい。
その変な看板を通ると、いつの間にかそこに行く前の団地からすぐ出た道に戻ってしまう。
俺はもう訳が分からなくて半泣き状態。そして吊られるように2人も半泣きで自転車を漕いでた。
段々霧がかって来て、空も暗くなって来た。
その暗くなったって言うのはなんか、天気じゃなくて水泳のゴーグルをつけたら視界の色が変わるみたいな、視界の感覚が変わる感じ。暑くはなくてちょっと寒くなり始めるんだけど、もう訳が分からんのよ。
「木村がネットで調べたんだろう?だから全部教えろよ」そう聞いた。
「いや、見たんだけど怖いレベルがレベル5(レベル5が最大)で、誰もレビュー無い」
と言う訳よ。
あーもう終わったと思ってた時にもう我慢できな買ったのか急に田所君がハンドル(ブレーキ)を握って急停車。それで大声で泣き始める。
真後ろで走っていた俺はブレーキかけ損ねて田所の方へ衝突した。木村は腰を抜かして自転車のバランスを崩して閉まった。
まあ、そしたら振り返ると後ろにループ起点の変な看板が、見えた。幸い何故か怪我はしてなくて自転車だけが盛大に破損してた。特に木村のは自転車のバランス崩してたから半壊して買い換える事に。当時はこっぴどく叱られたし、意味わからんしで中学校卒業するまでは誰にも話さなかった。
次の日、俺だけで行ってみたんだけど、看板には工事中とだけ。空が暗くなるとか寒くなるとかは無かった。今では笑い話になってる。ただ木村は20歳の事に事故で亡くなったんで田所と2人だけど。
結局木村から教えて貰った、廃墟を紹介してくれたURLは閉鎖されてた。
とりあえず、去年工事が始まったからその時は誰もループしないように入らないように立ち入り禁止の看板とか立てた。田所は妙に積極的だった。
でもおかしいんだよな。あの時、工事中って看板あったけど、当時工事する計画も無かったらしい。
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