
そのあと、俺は遥香と2人きりだった。
俺たちは顔を見合わせた。
遥香も緊張していることは俺にも分かった。
俺は遥香に
「このあと、どっち方面に乗る?」
「私の家は○○線の方だけど。」
遥香は俺とは全く違う方向なのでここでお別れだった。
「じゃあまたね。」
と帰ってもよかったが、俺は遥香に
「よかったらメールアドレス、教えてくれないかな?」
遥香は
「うん。いいよ!」
と嬉しそうに教えてくれた。
そのあと遥香とターミナル駅を少し歩き、遥香が乗る私鉄の駅の前までくると
「じゃあ、またね!」
俺は遥香と笑顔で別れた。
その後は夏休みということもあり、遥香と会うこともなかったが俺は遥香にメールを送った。
今まで女の子とメールをしたことはあまりないので、俺の下手な文を送ったり、遥香から返信がなかったりなどが続いたが、俺は遥香にメールを送り続けた。
遥香からも少しずつメールが来たが長続きはしなかった。
そして夏休みも終わり、2学期に入った。
利道は相変わらずの人気者で、那緒子や遥香は勿論のこと多くの女子が利道と関わり、あのとき俺みたいのが一緒に遊園地に行ったのが嘘のようだった。
俺は遥香のことが気になっていたが、なかなか話しかける勇気がなかった。
2学期が始まって少し経った頃。
オーラルコミュニケーションの英語の授業では、クラスを半分に分けて少人数の授業を行なっていたが、2学期の席替えで俺は遥香の隣の席になった。
2回目の授業が始まる前、小テストがあるため文法の演習テキストを読んでいると
「○○くん、テストの予習してきた?」
遥香から話しかけられた。
「まだだけど。テスト難しそうだよね。」
「ねー!」
遥香と話せて嬉しくなる俺。
その後もオーラルコミュニケーションの授業で遥香と話すことは少なからずあった。
しかも授業中、遥香は俺のことをチラチラと見てくる。
はじめは気のせいかと思ったが、それが何回もあり、遥香の方を向くと慌てて目を逸らす遥香だった。
もしかして、遥香も俺のことが気になっている??
そう感じる俺だった。
俺は何とか遥香に近づこうと考えた。
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