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2018年6月19日
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これは本当につい先日起きた話。

深夜、繁華街で財布を無くしてしまって、遺失物届を出しに交番に行った。

繁華街にある交番なだけあって、深夜というのにも関わらず警察官が5〜6人程いた。

「財布無くしたのは大変だねぇ」

「すぐにカードを止めた方がいいよ」

警官達は慰めの言葉をかけてくれながら、スムーズに対応をしてくれた。

すると、届書を書き終えて交番から出ようとした時、大学生くらいの男が2人、血相変えて交番に飛び込んできた。

「近くの公衆トイレの前で、輩に殴られました!」

「助けて下さい!」

その男達は今にも泣きそうな目をして、警官達に懇願した。

すると、被害者達から詳しく話を聞くまでもなく、すぐに警察官が4人で交番から走って出て行った。

さすが国家権力、こういう時は頼りになるものだ。その対応の速さは本当にカッコいいと思った。

そして僕は、つい野次馬根性からその現場に向かってしまった。徒歩で2分もかからない場所だ。

現場に向かっていると、現場と思われる場所から大きな怒鳴り声が聞こえる。

その様子が伺える距離になった時に、状況を理解した。

明らかに酔っ払って癇癪を起こしている輩が1人、警官達に取り押さえられていた。年齢は30代後半くらいだろうか。

大学生達が殴られたというのも納得ができるくらい、危なっかしい奴だった。

「俺を捕まえてノルマ達成か?コラ」

「1人ずつかかってこいや!」

「1人じゃなんもできんくせになあ!」

などと、叫んでいる。

あまりにも凶暴そうな輩だからだろうか、周囲には人はおらず、輩と、輩を囲っている警官達と、それを遠巻きに見ている僕しかいない。

すると、僕は目を疑った。

警官達のうち、2人が輩をボコボコにし始めた。

正確にいうと、うずくまって両手で頭を守る輩に対し、警官が背中やら腕やらを蹴りはじめた。

ほかの警官達は、1人は止めようとしているが立場が弱いのか抑止ができておらず、もう1人の警官は見張り、という表現があてはまるように、周囲の目を警戒していた。

そのリンチともいえる暴行が1分程続いた時に、僕は見張りの警官の1人に見つかった。

「あー、さっきの落し物の!」

にこやかな表情で僕に近づいてくる。

文章にしたらなんて事はないが、僕はこの時が一番怖かった。

無論、その瞬間を境にリンチは終わったようで、暴行を加えていた警官2人と、止めに入っていた警官は、じっと僕の様子を伺っていた。

「これはね、正当防衛だから。」

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