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長編

閉鎖された病室

スモーキー 3日前
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怖くない 643
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違いだと自分に言い聞かせ仕事を続けました。 仕事を終えて下の事務室に戻るときも猛ダッシュで階段を駆け下り、その日は早々に自宅へ帰りました。 それから日は経ち、またいつもの忙しく業務に追われていたため、私はいつしかあの日の出来事を忘れていました。 ある日のこと、事務室でいつものように仕事をしていると、他部署のあの先輩が私のデスクにやってきました。 先輩「○○さん!お疲れさま~ 」 私「あっ…お疲れ様です。」 先輩「これ!これ○○さんのだよね?置いてあったよ~」 私「?」 そこで手渡しされたのは、ハンカチでした。 私「あっ…ありがとうございます! え?どこです?」 先輩「うん、倉庫のね、窓際に畳んで置いてあったんだ~」 私「……倉庫……!?」 一気にあの時の出来事が頭の中でフラッシュバックしました。 どっと冷汗が出ると同時に恐怖が込み上げてきます。 先輩「○○さん もしかして紙の場所わかりにくかった? 手前に置いといたつもりだったんだけど、あんな窓際まで行ったの笑」 私「いえ…そんなこと…」 あの時のことを振り返りますと、部屋を入ってすぐ手前に紙はあったので私は奥の窓際まで入っていません。 埃アレルギーもあるので長居はしたくないと思っていました。 しかし後日先輩が見つけたハンカチは、あの仕切られてたカーテンの近くの窓際だというのです。 しかも、綺麗に折りたたんで置いてあったそうです。 まるで、だれかが拾って畳み、よく見える窓際に置いておいたかのように。。。 私はそれ以上何も言えませんでした。 先輩からハンカチを受け取りましたが、だれが触ったのかわからないハンカチは忌々しいものにも見えました。 やっぱり「だれか」いたのだろうか…。 あの部屋のカーテンの中で笑っていたのは紛れもなく人だったのか、 しかしもう閉鎖されている病棟のため病人がいるはずありません。 それからその場所にはなるべく近づかないようにしていました。 もしかしたら、先輩のほかにもあの倉庫を使っている事務員が見つけてハンカチを畳んで置いてくれたのではないか、 そう私の中で無理やり解決しようと考えていました。 しかし翌年には建物が取り壊されることとなり、部署の大引越しのため、またあの部署の手伝いの案内が来ました。 正直嫌でしたが、断ることもできず、他の人にぴったりくっついて、あの部屋には一切入らないよ

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  • 描写がリアルだし怖い。まさしく「本当にあった (実際に経験した)怖い話」って感じがしますね。
    匿名
  • 悪い幽霊さんではないのかな?
    とめいとぅ
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