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長編

コピペ 村はずれの小屋(後日談)

匿名 4日前
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なしなもんで、全然眠れんわ」 886 :5-3:04/11/29 20:14:28 ID:v6kaMasJ 「おい。今日のイブシ除けは済みなすったか?」と、父が母に指図をする。 イブシ除けとは、いわゆる『魔除けの一種』で、玄関の軒先に、スルメや餅や果物等をぶら下げておくのだ。 この村では、人が死ぬと毎度行う儀式だった。 「朝になると、吊るしておいた食い物が無くなっとるんじゃ」とCは言うが、 「いや、猿に持っていかれたんじゃろうて」とJは否定した。 それでもJは不安だった。 「Cの家族が家に来た事で、鬼婆も家にやって来るんじゃなかろうか?」と、嫌な予感があった。 そして夜、Jの隣ではCがぐっすりと寝ている。 耳から詰めた布が、はみ出しているのが可笑しかった。 下の階では、ガヤガヤと大人達の声がする。 しばらく天井をボーッと見ていると、「ドンドンドン」と太鼓のような音が響いた。 同時に大人達の声も、一瞬ピタリと止んだ。 Jの予感は適中した。梅が家の玄関を叩いてるのだ。 Jはそう思うと恐くなり、ユサユサとCを揺り起こした。 「ううん・・・なんねー」と寝ぼけるCに事情を説明。 共に震えながら、大人達のいる1階に降りて行く。 大人達はボソボソと何かを喋っている。 Jが怯えながら「お父・・」と言うと、「気にする事ぁねえで、さっさと寝なっせ」。 またガヤガヤと、大人達は別に気にする事なく、普通にビールを飲みはじめた。 887 :5-4:04/11/29 20:15:39 ID:v6kaMasJ 次の朝、Cと一緒に玄関を出ると、魔除けの食い物が無くなっていた。 「な?俺の言う通じゃろ?」とCが言う。 その事を親に聞くが、「あれは朝1にしまい込むでな」と答えるだけであった。 そしてソレはしばらくの間続いたが、ドアをノックする音がしなくなると、 「ああ、49日が終わったのだな」と思った。 その村では、49日が過ぎるまで墓を作らなかった。 遺体は火葬か土葬をしておき、49日が来るまでは「魂を遊ばせておく」そうだ。 村のはずれには集合墓?があり、村人はここに埋められ墓が作られる。 しかし、梅の墓は別の場所に作られる事になった。 「御先祖様の墓とキ○ガイの墓を一緒にするのは申し訳ない」という理由だそうだ。 死んでもなお村人として扱われない梅に、Jは少し同情したが、 怒られるのが恐いので、口にする事はし

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