
中編
ニート
匿名 3日前
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てたけど、古いししょうがない。
俺はまた大きなため息をついて部屋に戻った。
座るのもやっとな狭すぎるところで、寝ながら漫画を読む。
静かにしなきゃいけないので、すぐ寝ようと、漫画を閉じた。
ふと携帯を開き、離れて暮らす家族の写真をみて、眠りについた。
ドンドンドンドン!
ギシギシ…ドンドンドンドン!
「またあの音か…」
夜中の3時。
上の人は何やってんだよと、またため息をついた。でもどうしようもない。
注意くらいしよう。そう思って、狭すぎる部屋の天井に頭を何度もぶつけながら部屋を出た。
上を見上げると、あるはずの部屋がない。
「あれ、確かにギシギシ言ってたけど…」
上の階かと思い、鍵をして小さなエレベーターへ。
でも上の階なんてなかった。
受付の綺麗なお姉さんに、上から音がすると相談したけど、やはり上の階もなければ、音なんてしなかったと言う。
受付からそんなに遠くもない部屋だし、聞こえるはず。
だってあんなに大きな音だし。
仕方なく部屋に戻り、いつもはうつ伏せだけど、今日は上を向いて寝た。
ふと目を開けると、
天井には真っ白な獣のような顔がにたぁと笑ってこちらを見ている。
口は裂けているように大きく、目は見たこともないようにつっていて、瞳は小さい。
よくゾンビ映画なんかで見る、この世の者ではないような見ているだけでゾッとする顔だ。
女好きの俺でも、怖くて声が出なかった。
ただ、天井を見て固まっている。
よく見ると女は体も天井にくっついていて、足はひん曲がり、腕は傷だらけ。
服は破け、茶色く、いろいろな色の液体がついた、汚すぎる服だ。
ここまで言うと酷く見えるが、
実際見れば、そう思うだろう。
本当にみすぼらしく、恐ろしい。
何もできずに固まっていると、女が何かしゃべった。
「うへ…ひひひひひ!あひゃひゃひゃひゃひゃ!」
狂ってる…!このままじゃ殺されるかもしれない!逃げなければ!
そう思う前に体が勝手に動いた。
部屋から飛び出た俺は、受付に金をだし、ダッシュで友達の家に行った。
その日は大丈夫だったけど、今じゃ寝られないので、毎日友達の家を行ったり来たりしている。
もう引っ越そうかと思うよ…
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- そ・れ・なしゆか
- 長いママ
- 働けうんこりん
- だましたらだめぼんばー50
- 夫婦の激しい営みかと思った( ͡° ͜ʖ ͡°)
- いいえ(*´-`) 作りました真琴
- これは実話ですか?ますこ