
長編
コピペ 一家全滅した話
匿名 15時間前
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だから、もし近所の人にも迷惑がかかったら申し訳ない。
俺と父さんは引越しの準備、そもそも家には必要最小限のものしかなかったけど、ちょくちょく進めた。
そして引越しを次の週に控えた木曜日の夜、俺と父さんは近所の銭湯に行った。
暖かかった。そしてすこしだけ嬉しかった。父さんも久しぶりに笑った。
ふたりで一緒に帰っている途中、サイレンの音が自宅方向から聞こえてきた。
自宅が炎上していた。
俺は何も言えなかった。
父さんも放心状態だった。
燃える我が家を見つめ、あ……家が……あ……と呟いていた。
父さんの目にごうごうとした炎が写っていたんだよ。
放火だった。燃えカスの中に、建材に灯油かなんかを浸したもの、というのが見つかったらしい。
犯人は捕まらなかった。
近所の家にも被害が出た。父さんは土下座をしていた。
でも被害が出た家のおばさんは、俺のことをギュッと抱きしめて泣いてくれたんだよ。
俺達は引っ越した。
引っ越した先で父はおかしくなってしまった。
自宅で仕事をしていると、まだ元気だったころの母さんと姉ちゃん、弟がふつうに部屋にいるらしい。
そして昔のように「お父さん、またオナラしたでしょ~」とか
「ねえねえ、来週鴨川シーワールド行きたいね」とか、話しかけてくるみたいだった。
俺も実はちょくちょく見ていた。
見ていたけど、これは幻覚だ幻覚だ……と思い込むようにし、徹底的に無視していた。
でもある時、俺と父さんと二人で晩飯を食っている時に、台所から
「あ、醤油切れちゃった」という母さんの声を聞いてしまった。
父と目があった。
聞いたようだった。
父さんは「はっはっは!はっはっはっは!母さん!今買ってくるわ!」と言って、一瞬真顔になり、俺の首を締めた。
すぐ正気に戻り、「ああ!ああ!俺はなんてことを!」そう言ってベランダに向かい、そのまま飛び降りたんだ。
こうして父も死んだ。俺が残った。
俺は父さんの兄に引き取られて、高校を卒業し、都内に就職して一人暮らしを始めた。
それから結構な年月経ってしまった。
俺は今年三十二歳。
結婚もせずにまだ一人でいる。俺の部屋にはたびたび家族がいる。
なつかしい昔の姿で、生活している。
悲しいのは、みんな当時の年齢そのままなんだ。
病院も行った。精神的に不安定と言われた。
薬も貰ったが姉の自殺した時の光景が忘れられなくてあま
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- 怖すぎる…結局人間が1番怖いよ…くー
- 似た話は現実にあるから怖い。 これは本当の話かもしれない。 コピペだから投稿者も実際を知らない のだよね。じゅんのすけ
- 宗教勧誘者には罰金1000万以上取るべき真実を知る者
- この話が本当なら、私は、直接あなたからお聞きしたい!まみ
- お煎餅の宗教かと思ったらどうやら違いそうやね名無し
- 邪教BBAは無間地獄行き決定だなNanoarchaeum
- 何処かで読んだことあります 幽霊とかより怖い話しだと思うまゆ
- あまりにも重い・・ こんな一家は存在しなかったと思いたい菜々氏
- ババアうぜえ、
- 辛い...大変だっただろうね..お祓いに行くべき。はぁと